過激部門
※ここからは過激部門となりますので、18歳未満や過激な表現を受けつけない方のご視聴はご遠慮ください。「ビッチ、私のお金を返してよ」とリフレインするこの曲、Rihannaのお金を奪う会計士の妻をRihanna率いる3人組で誘拐し、暴行を集団で加える…そして最後は会計士のトドメを刺すというストーリー仕立てとなっています。間違いなく犯罪なので、真似をせず、あくまでも虚構の世界として楽しんでください。
物議を醸しながらも(当然、確信犯でしょう)、数多くのメディアでベストPVとして選ばれています。
Bitch Better Have My Money (Discogs)
過激と言うよりも、下世話というべきでしょうが、一つ、辺境ネタを紹介します。ポーランドは、共産主義時代の80年代からイタロディスコがさらにダサくなったようなディスコポロ(共産ディスコ!)というローカルなダンスミュージックが発達しました。その系譜上にあると思われるサウンドは、今も存在します。
ワルシャワ生まれのDJ、Hazelによる「I Love Poland」は、タイトルはまるで愛国歌のようですが、ジャージ姿の男性(Hazelではない)は、二人の腰をフリフリするおねえさんに車を盗まれながらも、「I love Poland」と歌いながら、踊り続けます。
2000年初頭、エレクトロクラッシュの喧騒の中現れたのが、カナダのトロント出身のPeaches。Foxesと同じで、一人だけれど、複数形。彼女は、一貫して、音楽的にはエレクトロ+パンク、表現としては既成のジェンダー概念に対して問題提起を行ってきました。最新作『Rub』のタイトル・トラックは、ヤバすぎるので、自分で探してください。
Rub (amazon.co.jp)
以上、賛否両論もある作品もあったかと思いますが、2015年面白かったPV特集でした。