通天閣ははるか下!大阪一周の360度のパノラマを楽しもう!
展望台エレベーターの扉が開くと、そこは最上階の60階。目の前が一気に開け、その先に広がるパノラマを見た瞬間、ほとんどの方が思わず声をあげてしまうほどの素晴らしさです。60階は天井回廊と名付けられ、ビルの外周を歩く通路を展望スペースとしているため、東西南北すべての方角に向けて大阪の街並みを望むことができます。
エレベーターを降りた正面方向は北側です。
北側では間近に聖徳太子が建立した五重塔でおなじみの四天王寺や天王寺公園(てんしば)、日本で3番目に古い動物園の天王寺動物園を見下ろせますし、少し奥に目を凝らすと高層ビルに囲まれた中に大阪城の天守閣が望めます。
東側に目を移すと遠くには生駒山、信貴山(しぎさん)、二上山(にじょうざん)など大阪平野を取り囲む山々、近くでは大阪環状線、大和路線(関西線)、阪和線、近鉄南大阪線などの鉄道線路と天王寺バイパス、国道25号線などの道路が複雑に絡み合う風景が望めます。
南側では目の前を横切るように延びる阪神高速14号松原線の高架橋と、大阪唯一の路面電車(阪堺電車)が車と併走するあべの筋が見えます。遠くに見える白い屋根の建物は長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)です。
そして、西側には真っ赤なフォルムが印象強い日本一長いトラス橋、港大橋や大阪湾の向こうに神戸・六甲の山並みなどを望むことができます。見通しが良ければ淡路島や明石海峡大橋まで見えることもあります。
さて大阪を代表する建物の一つ、通天閣は?というと、ハルカス300の北西の端から見ることができます。通天閣の高さは100メートル、あべのハルカスのちょうど3分の1ですね。
ハルカス300からは見下ろす形となり、多くの建物の中に紛れ込んでいるのでわかりにくいのですが、上の画像のように見えていますので、良く探してみて下さい。
先ほどご紹介した大阪城天守閣は、上の画像のように見えますよ。
ズーム機能のあるカメラを通して見てみると、より多くのスポットをはっきりと見ることが可能です。見通しの良い時にハルカス300へ訪れた時は、ぜひズームして見つけてみましょう。
58階から60階の3フロアで構成されているハルカス300ですが、ビルの中央部分には3フロアを吹き抜けとした天空庭園が設けられています。
天井回廊からビルの内側を見れば反対の回廊がまるで空中に浮いているように見えますし、58階に下りて天空庭園に出れば外の空気にあたることも可能です。58階にはカフェレストランもありますので、ここでゆっくりするのもおすすめです。
展望台から帰る時は60階ではなく、59階より展望台エレベーターに乗って16階に下ります。59階にはグッズ類を販売するショップもありますので、訪問記念にお土産を買い求めていくのも良いですね。
ここまでハルカス300からの日中の風景をご紹介してきましたが、続いてはハルカス300からの夜景をご紹介します。まるで宝石を散りばめたような素晴らしい夜景が次ページで待ち構えていますよ。