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投資で勝てる心を作るには、どうしたらいいか?

相場に左右される投資は辛いです。だから、相場にほんろうされない強い自分を作ることが、何よりも大事なのです。投資で勝てる心とは、どんな心?そして、それを鍛える方法は?結果の原因は、投資家の内側にしかありません。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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環境よりも心が、根本

投資に勝つ強い心を持つには

投資に勝つ強い心を持つには

アベノミクスが始まった2012年から昨年までの3年間は、とてもい良い相場環境で、だれでも投資でもうけることができました。しかし、今年は一転、むずかしい相場となっています。だから、勝てなくていいわけではありません。

どんな相場環境であっても勝つ人は、勝つ心を持っています。

勝つ心とは、どんな心なのでしょうか?大別して3つの心に集約してみました。

・強い心
・自由な心
・謙虚な心


強い心は、恐怖やどん欲、迷い、後悔から投資家を守る

投資の最大の敵は自分の感情です。損をするかもしれない恐怖、ガツガツ儲けたいどん欲、自分の手法を信じられなくなる迷い、そして戦う勇気までしぼませてしまう後悔などがあります。

感情に揺さぶられて、一貫した行動を取れなくなることから、人は負けパターンを作っていきます。感情に流されず、自分を貫ける克己心を養いたいものです。

自由な心は、思い込みや固定観念から投資家を守る

強いだけでは心は折れてしまいます。市場や相場環境は常に動いているからです。外界の気ままな変動についていくためには、しなやかで柔軟な心も必要です。

自分の考えを裏切るような変化を、認める、受け入れる、理解する心です。それには、柔らかい思考、広い視野、おおらかな気持ちがないとできません。

謙虚な心は、過信やおごりから投資家を守る

人が勝ち続けることができないのは、そこに慢心や自己過信があるからです。自分は強いと思っている人ほど、実はもろいもの。自分の弱さ、愚かさを知っている人は、失敗を繰り返しません。

自分は誤っているかもしれない、自分が見落としていることは何だろう、これだけ儲けさせてもらえれば十分だといった、控えめな気持ちが、強い心の裏側に同居している人は、したたかです。

勝つ心を鍛える方法としてのスポーツ

さて、このような強い心、自由な心、謙虚な心を作るにはどうしたらいいのでしょう?ひと言でいえば、自分の思い通りにいかないことにチャレンジして、自分をトレーニングすることで、心は鍛えられます。

たとえば、スポーツなどをワークショップとして使うのです。

筋トレやランニングをしていれば、自分の弱気の虫にすぐ気がつきます。それと戦うことで、少しずつ強くなれます。

ボールゲームや格闘技なら、対人的な弱さを発見することができます。勇気や根気を養うのにはかっこうなワークです。

山登りやセーリングで自然の厳しさに接することは、野性と忍耐力を磨いてくれます。

勝つ心を鍛える方法としてのゲーム、読書

将棋や囲碁のゲームでは、集中力や展開力を鍛えることができます。パチンコやカジノなどのギャンブルだって、お金に対する心の弱さを再発見する場となることでしょう。

小さなチャレンジ、そして小さな改善。その繰り返しで、心は強くなり、その反復が自信へとつながります。

インナーワーク的な鍛え方としては、読書や心理学の勉強などもあります。私は、NLP(神経言語学)の勉強を通じて、投資に必要なマインドコントロールを学びましたが、他にもいろいろな学び方があります。

文学書を読んでいても、自分の心のパターンに気がつくことができます。投資とは無関係なテーマであっても、自分の未知の世界を開くことができれば、自由な心も広がるでしょう。

自分の好きなテーマを通して、自分の心を鍛えることができれば、まさに一石二鳥となります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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