環境よりも心が、根本
投資に勝つ強い心を持つには
どんな相場環境であっても勝つ人は、勝つ心を持っています。
勝つ心とは、どんな心なのでしょうか?大別して3つの心に集約してみました。
・強い心
・自由な心
・謙虚な心
強い心は、恐怖やどん欲、迷い、後悔から投資家を守る
投資の最大の敵は自分の感情です。損をするかもしれない恐怖、ガツガツ儲けたいどん欲、自分の手法を信じられなくなる迷い、そして戦う勇気までしぼませてしまう後悔などがあります。感情に揺さぶられて、一貫した行動を取れなくなることから、人は負けパターンを作っていきます。感情に流されず、自分を貫ける克己心を養いたいものです。
自由な心は、思い込みや固定観念から投資家を守る
強いだけでは心は折れてしまいます。市場や相場環境は常に動いているからです。外界の気ままな変動についていくためには、しなやかで柔軟な心も必要です。自分の考えを裏切るような変化を、認める、受け入れる、理解する心です。それには、柔らかい思考、広い視野、おおらかな気持ちがないとできません。
謙虚な心は、過信やおごりから投資家を守る
人が勝ち続けることができないのは、そこに慢心や自己過信があるからです。自分は強いと思っている人ほど、実はもろいもの。自分の弱さ、愚かさを知っている人は、失敗を繰り返しません。自分は誤っているかもしれない、自分が見落としていることは何だろう、これだけ儲けさせてもらえれば十分だといった、控えめな気持ちが、強い心の裏側に同居している人は、したたかです。
勝つ心を鍛える方法としてのスポーツ
さて、このような強い心、自由な心、謙虚な心を作るにはどうしたらいいのでしょう?ひと言でいえば、自分の思い通りにいかないことにチャレンジして、自分をトレーニングすることで、心は鍛えられます。たとえば、スポーツなどをワークショップとして使うのです。
筋トレやランニングをしていれば、自分の弱気の虫にすぐ気がつきます。それと戦うことで、少しずつ強くなれます。
ボールゲームや格闘技なら、対人的な弱さを発見することができます。勇気や根気を養うのにはかっこうなワークです。
山登りやセーリングで自然の厳しさに接することは、野性と忍耐力を磨いてくれます。
勝つ心を鍛える方法としてのゲーム、読書
将棋や囲碁のゲームでは、集中力や展開力を鍛えることができます。パチンコやカジノなどのギャンブルだって、お金に対する心の弱さを再発見する場となることでしょう。小さなチャレンジ、そして小さな改善。その繰り返しで、心は強くなり、その反復が自信へとつながります。
インナーワーク的な鍛え方としては、読書や心理学の勉強などもあります。私は、NLP(神経言語学)の勉強を通じて、投資に必要なマインドコントロールを学びましたが、他にもいろいろな学び方があります。
文学書を読んでいても、自分の心のパターンに気がつくことができます。投資とは無関係なテーマであっても、自分の未知の世界を開くことができれば、自由な心も広がるでしょう。
自分の好きなテーマを通して、自分の心を鍛えることができれば、まさに一石二鳥となります。