FRENCH TECHNO POP第2期
ガイド:FRENCH TECHNO POPは第1期。第2期としてfrench techno pop archiveを経て、今回スマホ対応も含めてリニューアルしたということで、この対談となったわけですが、archiveはFRENCH TECHNO POPを継承しつつ、新たな発掘の要素が感じられますね。僕はここ2、3年旧共産圏のテクノポップの発掘(「共産テクノ」と勝手に呼んでいます)を楽しんでいますが、世界にはまだまだ知らなかったことがあるんだなぁーと…知って、それほど役に立つかは置いといて(笑)。
french techno pop archive(リニューアル前)
FRENCH TECHNO POP archive
岡本:
定期的に発見はあります。こうした80年前後のフレンチテクノポップやNovöの魅力をアニエス・ベーが見出してパリと東京で回顧展「Modern Young People」をやった時、クレプスキュールの回顧展「Après Crépuscule」がドイツで行われた時、いずれも2008~9年あたりですが、再発CDやアパレルブランドやショップ発のコンピレーションCDがいろいろとリリースされたんです。新しいアーティストを知る機会になりましたね。そして、YouTubeの存在は大きかったかなぁ。そうしたCDに収録されているアーティストや曲名で検索すると、関連した映像がたくさん見つかりましたから。
Electropic
ガイド:僕も全く知らなかったのですが、archiveで紹介されているElectropicは個人的にストライクど真ん中です。1980年にラテンとフレンチとテクノポップの融合を果たしたグループがカナダ(!)で生まれたとは、驚きです。どこで見つけてきたんですか?
Ritmo Cha Cha (Discogs)
岡本:
彼らはカナダのフランス語圏から出てきたアーティストなんですよね。こうしたアーティストは定期的に発見があるんです。ElectropicやElisa Pointの初期、人気コミックのキャラクターが現実化したThe Bowling Ballsあたりを見つけたのは、渋谷のmanual of errors SONOTAです。ElectropicはSONOTAでプッシュされていて知りました。これ、ヤバいですよねー。感覚とかセンスが20年ぐらい先をいってる!
Da Da Da
ガイド:ドイツのTrioが放ったヒット曲「Da Da Da」をカヴァーしたフランス人兄妹、Tossもネタとしては大好きです。他にも他言語でのカヴァーが存在するとのことですが、タイ語とか聴いてみたいですね。
岡本:
TossもSONOTAだったと思います。Trioももちろんいいんですけど、よりピコピコ度が増してますよね。タイ語(笑)ありそうですよね。