田舎町へ行くとコンビニがないような地域もありますが、都市部には24時間営業のコンビニが数多く存在しています。駅前なら見渡せる範囲内に複数の店舗があることも珍しくありませんし、少し駅から離れた場所でも、たいていは徒歩圏内に1つか2つはコンビニがあるでしょう。
コンビニが近くにあると助かることも多いが……
家事の合間にちょっとした買い物ができるだけでなく、たいていはATMや多機能なコピー機、プリントサービスなどを備え、ネットで購入した商品の受け取りなどにも利用できます。
ところが、駅前のコンビニなどで駐車場スペースがなく、通学路の途中だったり近くに学習塾があったりするようなとき、コンビニの隣にあるマンションのエントランス付近が中高生の溜まり場になってしまうケースもあるようです。
もちろん、それぞれのマンションで対策を講じたり、学校や塾での指導を強化してもらったりするでしょうから、いつまでもそのまま放置される事例がさほど多いとは考えられません。
しかし、自分の資産であるマンションの敷地内に他人がたむろして、飲み食いしたりゴミを散らかしていったりすれば気持ちよく生活することもできないでしょう。
このような問題が生じるのは、全体からみればごく一部のかぎられたケースでしょうが、コンビニの隣や至近のマンションの場合には、夕方の様子を重点的にチェックしたり、まわりの住民や管理員によく話を聞いたりすることも欠かせないのです。
また、駐車場を備えたコンビニの場合には、深夜の時間帯に別の問題が生じることも考えられます。昔のように車やバイクで集まる若者は、都会でも地方でも減っているでしょうが……。
>> 平野雅之の不動産ミニコラム INDEX
(この記事は2008年2月公開の「不動産百考 vol.20」をもとに再構成したものです)