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花と物語に彩られた古刹 奈良大和路の長谷寺を歩く(2ページ目)

今回歩くのは、大和(奈良)の長谷寺。飛鳥時代の創建と伝わり、『源氏物語』や『枕草子』にも登場。また、「花の御寺(みてら)」とも呼ばれ、とくに桜や7000株の牡丹(ぼたん)は見応えがあります。そして、昔話、『わらしべ長者』の物語の舞台も、この長谷寺。花と物語に彩られた大和の長谷寺へ、早速、出かけてみましょう!

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド


「登廊」を登って

長谷寺を訪れて、まず目を見張るのが、境内入り口の仁王門から、山上に建つ本堂まで続く「登廊(のぼりろう)」と呼ばれる屋根付きの石段。

登廊(のぼりろう)

登廊(のぼりろう)


途中、ジグザグに折れながら本堂に続く姿を下から眺めると、横たわる龍のようにも見えます。

登廊の周辺では、春先に、たくさんの牡丹が花を咲かせます。長谷寺の牡丹は150種、およそ7000株ほどあるそうで、「牡丹の長谷寺」として知られています。

登廊と牡丹

登廊と牡丹


登廊は一段一段は緩やかですが、400段もあるので、これを登るだけでもけっこういい運動になります。

登廊は、約400段の石段が続く

登廊は、約400段の石段が続く


そして、登りきったご褒美として待ち受けているのが、本堂前からの絶景。桜や紅葉の季節も素晴らしいですが、私が一番好きなのは、冠雪した冬景色。とても清々しく、心が洗われるような気分になります。

冠雪した長谷寺

冠雪した長谷寺


ちなみに、春と秋の境内の様子は、以下の写真のような感じになります。本当に四季折々に風情があって美しいですね。

桜の季節の長谷寺境内。長谷寺の桜は松尾芭蕉も愛したという

桜の季節の長谷寺境内。長谷寺の桜は松尾芭蕉も愛したという

紅葉の季節の長谷寺境内。紅葉と五重塔のコラボが見事

紅葉の季節の長谷寺境内。紅葉と五重塔のコラボが見事


次のページでは、長谷寺のご本尊をお参りします。
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