「登廊」を登って
長谷寺を訪れて、まず目を見張るのが、境内入り口の仁王門から、山上に建つ本堂まで続く「登廊(のぼりろう)」と呼ばれる屋根付きの石段。登廊(のぼりろう)
途中、ジグザグに折れながら本堂に続く姿を下から眺めると、横たわる龍のようにも見えます。
登廊の周辺では、春先に、たくさんの牡丹が花を咲かせます。長谷寺の牡丹は150種、およそ7000株ほどあるそうで、「牡丹の長谷寺」として知られています。
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登廊と牡丹
登廊は一段一段は緩やかですが、400段もあるので、これを登るだけでもけっこういい運動になります。
登廊は、約400段の石段が続く
そして、登りきったご褒美として待ち受けているのが、本堂前からの絶景。桜や紅葉の季節も素晴らしいですが、私が一番好きなのは、冠雪した冬景色。とても清々しく、心が洗われるような気分になります。
冠雪した長谷寺
ちなみに、春と秋の境内の様子は、以下の写真のような感じになります。本当に四季折々に風情があって美しいですね。
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桜の季節の長谷寺境内。長谷寺の桜は松尾芭蕉も愛したという
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紅葉の季節の長谷寺境内。紅葉と五重塔のコラボが見事
次のページでは、長谷寺のご本尊をお参りします。