静岡茶をふんだんに使ったスイーツをお土産に
最後に、年齢を問わずお土産に喜ばれそうな、静岡の特産品スイーツをご紹介しましょう。それが「雅正庵」の静岡茶スイーツです。こちらは、静岡市の本山茶を主体に加工・販売する「(株)小柳津清一商店」の直営店。ちなみに本山茶とは、徳川家康公が愛飲し、明治天皇に献上された歴史をもつ、由緒あるお茶のこと。
県内の提携農家で丁寧に栽培された荒茶を自社で仕上・加工した深蒸し煎茶や玉露などは、美しい色合いと独特の甘みが特徴。近年は抹茶を原料に、バリエ豊富なスイーツが開発されています。
まず深蒸し煎茶との相性抜群なのが、生クリーム大福「鞠福(まりふく) 濃い抹茶」。柔らかな餅に高級抹茶を使用した生クリームと、なめらかな餡がたっぷり。何よりも抹茶の鮮やかな色合いと、濃厚な風味が際立ち、感動です!
次に「お茶生サブレ」。サクサクと軽い歯ごたえのソフトクッキーに、抹茶の生チョコがかかっているのですが、抹茶チョコの濃厚さとほろ苦さが後を引きます。こちらはお茶はもちろん、コーヒーのお供にも良さそう。
そして、バームクーヘン「CHIYOの和(抹茶)」。自社の高級抹茶と地元「清水養鶏場」のうみたて「美黄卵」を使い、外側に砂糖がけをほどこした贅沢な逸品。ふわふわした食感で、甘さ控えめなのに、抹茶の甘みがほのかに香ってきます。まるで茶葉そのものをいただいているような濃厚な味わいが、抹茶スイーツ好きにはたまりません!
これらの商品の美味しさの秘密は、製茶問屋ならではのこだわりにありました。茶葉を自社の粉砕器で通常よりも細かく粉砕。抹茶本来の色や風味を生かすために、着色料は一切使っていないそう。まさに、お茶屋さんが作る抹茶スイーツならではの美味しさといえるでしょう。
これらは、静岡駅構内キヨスクで購入できるほか、「雅正庵 千代田本店」などで購入することができます(「駿府御用達 深むし煎茶 匠」は、静岡駅構内キヨスクでの取り扱いはなし)。
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「(株)小柳津清一商店」
住所:静岡県静岡市駿河区向敷地1198-1
「雅正庵 千代田本店」
住所:静岡市葵区千代田7-1-47
TEL:054-267-3008
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休 ※元旦のみ休み
交通アクセス:JR静岡駅からしずてつジャストラインこども病院線で約16分、千代田7丁目バス停下車、徒歩10分
1日でスポットを巡るなら? アクセスの注意点
いかがでしたか? 冬空に映える富士山を眺めに、初春の開運を求めて、静岡の隠れた名産を探しに、静岡へ出かけてみませんか?ご紹介したスポットを1日で巡るなら、久能山~浜のかきあげや~三保の松原の回り方がスムーズ。電車利用の場合、平日はバスの本数が少ないことや、冬季は日が短いため回り切れないことも。タクシーやレンタカーなどを活用したほうがベターといえるでしょう。