一度は訪れてみたい嵐山・嵯峨野の竹林の道
観光地・京都の中でも風光明媚の地として名高い、嵐山・嵯峨野エリア。とくに、竹林の道(竹林の小径)は、"京都らしい風景"として紹介されることが多く、京都に出かけたら一度は訪れてみたい場所です。
嵐山・嵯峨野の竹林の道
今回は、嵐山・嵯峨野の、竹林の道周辺の名所・観光スポットを中心に歩いてみたいと思います。
"嵐電"の嵐山駅から、まずは天龍寺へ
嵐山・嵯峨野方面に出かけるときに乗ってみたいのが、"嵐電(らんでん)"の愛称で親しまれている京福電車。途中、路面電車区間もあったりする雰囲気たっぷりの沿線風景が、旅行気分を盛り上げてくれます。路面電車区間を走る嵐電
嵐電には、嵐山本線と北野線がありますが、「嵐山」駅は嵐山本線の終点です。
京都駅からですと、地下鉄の烏丸(からすま)線と東西線を乗り継いで、「嵐電天神川」駅で嵐山本線に乗ることができます。
嵐電「嵐山」駅
「嵐山」駅の改札を出て、にぎやかな駅前通りを左に進むと有名な「渡月橋」がありますが、今回は、右方向へ歩いて行きます。
間もなく、通りの左手に天龍寺が見えてきます。まずは、天龍寺に入ってみましょう。
秋の天龍寺境内
天龍寺は、室町幕府を開いた武将・足利尊氏が、後醍醐天皇の菩提を弔うために建てた、とても大きなお寺です。
天龍寺でとくに有名なのが、嵐山を「借景(しゃっけい)」にした曹源池(そうげんち)庭園。借景というのは、遠くの山などの景色を、あたかも庭の一部のように見せる庭づくりの手法のこと。
嵐山を借景にした曹源池庭園
よく、「嵐山という山は、実際にあるのですか?」と聞かれますが、この天龍寺の庭から見える山が嵐山で、庭園の景色に本当によく溶け込んでいるなと思います。
さて、天龍寺境内を、拝観コースに沿って歩いて行くと、やがて天龍寺北門に到着。北門を出ると、そこに広がるのは竹林の世界! 道の両側に青々とした竹が生い茂る「竹林の道」が数百メートルにわたって続きます。
竹林の道では、外国人観光客の姿も目立つ
風が吹くと、葉ずれの音が心地よく、なんだか歩いているだけで爽やかな気分になってきます。
次のページでは、竹林の道を散歩しながら、周辺の名所・観光スポットを見て行きましょう。
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■天龍寺
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
アクセス:嵐電「嵐山」駅から徒歩1分
地図 → 天龍寺ホームページ