新型プリウスを買うなら…おすすめのグレード&オプションは?
2015年12月9日に新型プリウスが正式発売になる。11月9日から受注を開始しており、早くも納期は2016年3月以降になると言われている状況。購入を考えているなら、1日でも早くオーダーを入れておきたい。ということで、現時点で判明している情報を全て考慮し、新型プリウスのバイヤーズガイドをお届けしたいと思う。
まずは売れ筋グレードだけれど、以下の2タイプになるだろう。現行モデルで最も売れているのが『S』グレード。新型は現行のSよりシート地など若干グレードアップし、オートエアコンといった装備は全て標準。加えて現行型だとSを選んだ時点でプリクラッシュセーフティ+車間距離制御付きクルーズコントロールを諦めなければならなかった。
新型は247万9091円と、現行車の238万6286円より9万2805円の値上がりとなったものの、8万6400円で高性能自動ブレーキ+車間距離制御付きクルーズコントロールを装備可能。256万5491円で新型プリウスの特徴的な装備を全て揃えられる。つまり値下げです。同じ機能を持つ先代プリウスより18万円も安く買えようになったということ。
その上は現行プリウスの『G』(259万2000円)に相当する『A』グレード(277万7563円)。新型は自動ブレーキを標準で装備。装備内容を考えれば現行と”ほぼ”同じ価格と言って良かろう。トヨタ自慢の新世代シャシ『TNGA』のコストダウン効果はしっかり出ていると考えていい。
新型プリウスに自動ブレーキはマスト! では、4WDは選ぶべき?
ちなみにSグレードに自動ブレーキを付けないのであれば、安全性は現行プリウスと同等。だったら現行プリウスの最終モデルを40万円引きで買った方がお得だと思う(新古車も実質40~50万円安い価格で多数流通している)。安全性を除いた新旧プリウスの差と言えば20%燃費が良い程度。新型プリウスを買うなら、強力な事故防止性能持つ自動ブレーキを付けるべきだ。
最も安価な『E』グレードは、JC08モードで40km/Lという燃費を追求した結果、燃料タンク容量やウインドウォッシャータンク容量を小さくし(軽量化)、スピーカーが4つだったりとシート素材や樹脂ハンドルなどコストダウンを行っている。ファミリーカーというよりビジネスユースを想定したグレードだと考えればいい。
SグレードとAグレードには合成皮革のシートや17インチタイヤを履いた『ツーリングセレクション』がプラス約15万円で用意される。こちらはお好みに応じてどうぞ。見積もりを見ると、自動ブレーキ付きのSツーリングセレクションにベーシックタイプのナビを付けて総支払額で320万円程度。ガイドの推奨であるSなら305万円くらいになります。
また、新型プリウスは約20万円ほど高くなるが4WDを選べる。新型になって燃費は良くなっているため、現行のFF車より新型の4WDの方が実用燃費も勝るようだ。4WDを必要とする降雪地域に住んでいるなら、迷うこと無く選んでおくといいだろう。たとえ20万円高くても、3~9年後に手放す際、20万円前後高い査定値が付くと思う。
(※価格はガイドの情報によるもの。詳細は12月9日に正式発表となります)
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