プリウス/プリウスの最新情報・試乗レビュー

“最良”のプリウスを探せ!

新型プリウスの魅力は様々なメディアで伝えられているが、意外と少ないのがグレード選びの記事。タイヤのサイズやサスペンションの違いで変わる乗り味や、グレードごとの装備など、価格と照らし合わせて紹介しよう。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

全グレードに乗りました

プリウスフロント
空力理論に基づく「エアマネジメント」を徹底し、プリウスの象徴である「トライアングルシルエット」をさらに進化させた。空力性能はCD値0.25と世界トップレベルの値を誇る(写真はSグレード)

新型プリウスの紹介記事を見ても、グレード選びのガイドが少ない。なぜか? 全てのグレードに乗ることは(サスペンションやパワステの組み合わせも4種類ある)ジャーナリストでも難しいからだ。幸い私は自分で購入した「G」に乗ったので全制覇した次第。以下、キッチリ紹介したい。

まず初期受注の15%程度を占める205万円の「L」。従来型プリウスと同じタイヤと、これまた従来型と同じブラシ付きモーターの電動パワステ、ショックアブソーバーという組み合わせのためか、乗り味は従来型プリウスそっくり。ステアリング中央部分の手応えの薄さや、頼りのない足回りを引き継ぐ。意外にも装備内容はラゲッジスペースのトノカバー(ディーラーオプション)が無い程度で、安っぽさもなく十分実用的。

プリウスインテリア
情報を表示するゾーンと操作を行うゾーンを明確に分けたコックピットレイアウト。ステアリングの、どのスイッチを操作しているのかをセンターメーターに表示するタッチセンサーも用意(写真はGグレード)

続いて同50%という売れ筋グレードとなっている220万円の「S」。Lよりワンサイズ太いタイヤと従来型と同じブラシ付きモーターのパワステ&ショックアブソーバーの組み合わせだ。タイヤが少しワイドになっているせいか、Lより気持ち安定感のある走りを見せる。装備面はLに対し、フォグランプや運転席の上下アジャスタが加わる程度。正直なところ15万円の価格差は感じず。ただSかGを選ばないと「ソーラーパネル付きムーンルーフ」を付けられない。

そして同10%と案外売れていない245万円の「G」。足回りやパワステはSと同じなので、乗った感覚は変わらず。装備はインテリアが上質になり(シート素材や革巻きハンドル等)、クルーズコントロールも付く。私の場合、クルーズコントロールにこだわってGにしたのだけれど、不要だったら割高だと思う。

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