高圧ボンベによる強制添加
『低圧ボンベによろ拡散筒での添加』が自然に任してCO2を溶解させる方法であったのに対し、強制的にCO2を水中に溶け込ますことから『CO2の強制添加』と呼ばれます。これは、高圧ボンベが吐出量の調整可能な事から、常に水草が必要とするCO2量を強制的に添加する事が可能だからです。
接続の方法は、前項のシステムと殆んど変わりはないのですが、こちらでは常時(照明点灯時)CO2を添加していることが大きな違いとなります。また、拡散器もよりバラエティーに富んだものとなり、効率良く水中にCO2を溶解させる為に
- 気泡をミスト状に拡散させるタイプ
- 拡散筒内部に水流を導き攪拌させるタイプ
この2つが、主なタイプとなります。
前者は、比較的小型の水槽に向いた添加方式で、主に60cm以下の水槽から90cm程度で扱われます。国内で主に普及しているのが90cm以下の水槽であるので、商品のバラエティーも豊富で各社から様々なアイテムが販売されており、入手はコチラの方が容易でしょう。
対して後者は、短時間により大量のCO2を溶解させる事が可能なため、90cm以上の水槽に用いられる事が多いです。国内メーカーから販売される商品も幾つかありますが、海外の水草メーカー各社でのシェアが大半を占めています。水槽内部に設置するものと、水槽外に設置できるものがあり、後者は邪魔な人工物が水槽内にないため美観的にも優れます。
現在、これらのCO2高圧ボンベを使用しての強制添加が、水草育生に最も適した方法だといえるでしょう。