スペイン語

hostalの意味は?スペイン語から見るホテル事情と便利フレーズ

世界有数の観光大国スペイン。ホテル事情と旅の便利フレーズをスペイン語を通してみてみましょう。名の知れた観光地も沢山あり、マドリードやバルセロナはビジネス目的の出張先としても多くの外国人を受け入れています。hostalなど伝統的なホテル以外に様々な宿泊施設も。

執筆者:吉澤 史絵

スペイン語から見るホテル事情……hostalの意味は?

スペイン語でhostalの意味は?

スペイン語でhostalの意味は?

皆さんはホテルをどうやって選びますか。中心部や地下鉄の駅、空港からの距離、治安、価格、サービス、施設など、優先度は人によって違うと思います。観光大国スペインでは、最高級のホテルから相部屋のユースホステルまで、旅行者の様々なニーズに合わせたオプションが揃っています。今回は、宿泊で使えるスペイン語のフレーズとスペインのホテル事情をご紹介します。
 
<目次>
 

星の数でわかるホテルのいろいろ

高級ホテル

高級ホテルにも一度は泊まってみたいもの

スペインでは、ホテルはestrellas(エストジャス、星)でランク付けされ、最高の5つ星から1つ星まで、予算とニーズに合わせて好みで選択することができます。

¿Qué hotel reservamos?
 オル レセルモス?
ホテルはどこを予約しようか。

一般的に、最高クラスの5つ星のホテルでは、piscina(ピナ、プール)、spa(
エス、スパ)、gimnasio (ヒムシオ、ジム)などの施設が揃っており、レストランやsala de reuniones (ラ デ レウニネス、会議室)、sala de banquetes(ラ デ バンテス、結婚式場)なども備わっています。観光で行くには、少し敷居が高いですし、街歩きを楽しむ人はホテルで過ごす時間が少ないもの。スペイン観光に慣れているリピーターでもない限り、観光で5つ星のホテルに泊まる必要はないでしょう。
 

観光も滞在も楽しみたい人は4つ星ホテルがおすすめ

4つ星ホテルも、5つ星には及びませんが、快適な施設と心地よいサービスを提供してくれる施設となっています。ハイシーズンを除けば、日本の物価と比較してそれほど高くなく泊まることができ、市街観光を楽しみたいけれど、ホテルの滞在も快適にと言う人にはお勧めです。5つ星、4つ星のホテルでは、荷物を運んでもらったり、部屋まで案内してもらうこともあると思います。そのようなときには、1、2ユーロのチップを渡すといいでしょう。

3つ星と2つ星のホテルの違いはあまり明確ではありません。3つ星以下は、hotel(オル)と名がついていても、これからご紹介するhostal(オスル)と変わらないところも多いです。特に、ホテルでは最低ランクの1つ星ホテルと、hostalでは最高ランクの3つ星(hostalは3段階評価)hostalだったら、hostalに泊まった方がコスパが良いかもしれません。
 

Hostalとalbergue

次にご紹介するのが、hostalです。日本でいう民宿のように小規模で、家族経営のところが多いようです。民宿と違うところは、通常、レストランやカフェなどはついておらず、素泊まりとなるところです。バックパッカーや、若い人に人気の比較的廉価な施設です。

ホテルとの一番の違いは、ホテルが知らない人との相部屋はなく、トイレ・バス(シャワー)が部屋内に完備されているのに比べて、hostalでは、知らない旅行者との相部屋や、トイレ・バス(シャワー)が共用の場合もあることです。また、hostalは、pensión(ペンシン)とも呼ばれます。

Albergue(アルルゲ)は、いわゆるユースホステルで、相部屋の宿泊施設です。旅先で、外国の旅行者との交流を深めたり、スペインに関する情報交換をしたいときには、相部屋のhostalやalbergueがお勧めです。

Vamos a quedarnos en un albergue, porque quiero conocer a la gente de otros países.
モス ア ケルノス エン ウン アルルゲ ポルケ キロ コノル ア ラ ンテ デ トロス パセス
ユースホステルに泊まろう、他の国の人たちと知り合いたいから。
 

歴史ある建物を改造したparador

トレド

トレドのパラドール

Parador(パラル)は、修道院や貴族の館など、歴史ある建物を国営の宿泊施設に改造してあります。建物だけではなく、内部の装飾も贅を凝らしたもとなっており、スタッフのサービスにも定評がありますが、質の割には普通のホテルよりも割安で泊まれる魅力的な施設になっています。そのため、予約が取りにくいのが難点です。インターネットで予約できるので、旅の日程が決まったら、早めに押さえておきましょうhttp://www.parador.es/es  
 

スペイン人はCasa ruralに泊まる

近年、景気の悪化に伴って、都市在住のスペイン人は、国外旅行の代わりに、家族や友人のグループでCasa rural(カサ ルル)やCasa de campo(カサ デ ンポ)と呼ばれる田舎の一軒家を貸し切って自然を満喫する旅行を楽しんでいるようです。このような施設は、「田舎の家」という名前のとおり自然に囲まれた田舎の村に存在するため、近くにレストランがない場合には、自分達で食料や飲み物を持ち込んだり、市場で調達したりして料理をするので、アウトドア的要素も含んでいます。
 

日本でも話題の民泊、piso turístico

最近、日本でも何かと話題になっている民泊ですが、スペインでも、長期滞在者のために分譲マンションや賃貸マンションの又貸しの形で普及しています。やはり、日本と同様に施設が安全基準を満たしていなかったり、長期滞在する外国人が夜な夜なフィエスタをして騒いだりするので、騒音などで近隣住民とのトラブルにも発展しがちです。語学留学などでの中・長期滞在で、piso turístico(ピソ トゥスティコ、ツーリスト・アパートメント)を借りる場合には、仲介業者が信用できるかどうかを確かめ、マナーよく滞在しましょう。
 

予約するとき使うスペイン語の文例

それでは、このような宿泊施設を利用するときに使えるスペイン語を学んでいきましょう。

Quiero una habitación para una persona durante tres noches.
ロ ウナ アビタシン パラ ウナ ペルナ ドゥンテ トス チェス
一人で3泊予約したいのですが。

Me gustaría tomar el desayuno aquí.
メ グスタア トル エル デスアジノ ア
朝ごはんもつけてください。

スペインの宿泊施設は、だいたい14時ころからチェックインが可能で、チェックアウトは12時までと遅めになっています。

Llegaré a eso de las dos de la tarde.
ジェガ ア エソ デ ラス ドス デ ラ ルデ
14時ごろつきます。
 

ホテル・宿泊施設で使うスペイン語の文例

Dejaré la habitación a las diez de la mañana.
デハ ラ アビタシン ア ラス ディス デ ラ マニ
10時にチェックアウトします。

¿Podría avisarme a las ocho de la mañana, por favor?
ポドア アビルメ ア ラス チョ デ ラ マニナ、ポル ファ
8時にモーニングコールをお願いします。

Gracias por traernos las maletas.
シアス ポル トラルノス ラス マタス
スーツケースを運んでくれてありがとう。

¿Hay algún supermercado cerca?
イ アルン スペルメルド ルカ
近くにスーパーはありますか。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます