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ドラマでいつも名前を見る人の「世にも奇妙な」正体(2ページ目)

おもしろいドラマは最初から最後までじっとみてしまいます。するとタイトルバックで「この人の名前よく見るなー」という気になるスタッフがでてきます。いったいどんな人でどんな仕事をしているのか、その正体は?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド


技術プロデュース

もう一つ、ずっと同じスタッフが続いていたといえば、共同テレビドラマにおける技術プロデュース。1980年代後半『世にも奇妙な物語』頃からフジ系の制作会社・共同テレビの技術プロデュースといえばだいたい佐々木俊幸でした。

その正体は撮影から映像・音声の編集などを行うテレビ技術会社・バスクの創業者。バスクが共同テレビの技術を請け負っていたためずっと同じだったんですね。
特に1990年代の共同テレビは『29歳のクリスマス』『王様のレストラン』『ショムニ』など名作・ヒット作がめじろおし。それでスタッフロールを何度も見ていたので「技術プロデュース:佐々木俊幸」が印象に残っているわけです。
その後、2000年代に入ると代替わり?して「技術プロデュース:友部節子」になって現在にいたっています。

ちなみに技術プロデューサーとは株式会社バスクのホームページによると
「テレビドラマ、映画等において、技術スタッフやスタジオ・機材・ポストプロダクションのコーディネートとスケジュル調整を行う。更に、技術予算の作成と管理をする職種である。」
ということです。

 

謎の言葉「ズンドコベロンチョ」

そんな共同テレビドラマ黄金時代の始まりといえる『世にも奇妙な物語』。
11月21,28日(土)の土曜プレミアム枠で2週連続で25周年記念企画が放送されます。

21日は視聴者による人気投票上位の名作をリメイクする「傑作復活編」。
『イマキヨさん』(松本潤)
『昨日公園』(堂本光一)
『ズンドコベロンチョ』(草刈正雄)
『思い出を売る男』(小堺一機)
『ハイ・ヌーン』(玉置浩二)

※カッコ内はオリジナル版の主演。

続いて28日は日本を代表する映画監督が演出する「映画監督編」
監督:山崎貴(永遠の0) 主演:阿部サダヲ
監督:本広克行(踊る大捜査線) 主演:妻夫木聡
監督:佐藤嗣麻子(アンフェア) 主演:竹内結子
監督:中田秀夫(リング) 主演:中谷美紀
監督:清水崇(呪怨) 主演:未発表
※カッコ内は代表作

ガイドが一番楽しみなのは『ズンドコベロンチョ』のリメイク。

「主人公は大手広告代理店のエリート社員で流行に敏感なことが自慢。最近みんなが「ズンドコベロンチョ」のことを話題にしているけど、自分だけ知らない。調べてもおしいところでわからなくなり焦りを覚えて……」

という新語・流行語がわからないあるある感とどうしてもわからない不条理さをあわせもった印象的な作品です。オリジナルのおもしろさが再現できるかどうか、期待しています。

 

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