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フロントスタッフがいるラブホテルが増えている理由(2ページ目)

ラブホテルといえば、カップルをはじめ男女密会の場としても重宝され、施設内で人に会わないことが重要とされてきました。もちろん人的接客もなく、客室を選ぶのはタッチパネル式です。ところが最近、オープンフロントでスタッフと対面して、チェックイン手続きをする施設が増えています。ラブホテルでフロント? その秘密に迫ります。

瀧澤 信秋

執筆者:瀧澤 信秋

ホテルガイド

オープンフロントやレストランがある理由

ラブホテル

立派なフロントにロビーのある人気レジャーホテル


既述のとおり、最近のレジャーホテルでは、立派なフロントレストランなど備える施設を多く見かけるようになりました。

ラブホテル

     カジュアルな制服の女性スタッフがフロントで接客


レジャーホテルにフロントがある理由。勘の良い方でしたら前ページの解説でおわかりでしょう。つまり、風俗営業法が規定する条件にあてはまらない施設が誕生しているということなのです。このような施設は、4号営業ホテルという呼称に対して、新法営業ホテルと呼ばれています。

ラブホテル

ロビーにバーのあるレジャーホテルまで!


フロントやレストランを設けることは、4号営業ホテルではないことの前提条件です。よって、新法営業ホテルではフロントやレストラン、バースペースなどを設けることになるので、おのずとスタッフの直接的な人的サービスが提供されることになります。冒頭述べたようなタッチパネルなどがなくなっているのも、そのためです。

ラブホテル

レジャーホテルには客室にサウナや岩盤浴といった設備のあるケースも多い


もちろん、デイユース(休憩利用)もできるなど、従来どおり男女が特定の目的だけのために利用する施設という側面も保っています。しかし、高感度な客室設備を有するケースは多く、たとえば女子会に利用するなど、様な目的に対応する施設になっています。

ラブホテル

立派なキッチンのあるレジャーホテルの客室


また、近ごろは“窓のはめ殺し”や“妖艶”といった、従来のイメージからは想像できないような施設が増え、オープンエアのテラスや露天ジャグジー、キッチンを有するコンドミニアムのような施設など、レジャーホテルの進化はとまりません。

ついには宿泊客のターゲットまでも変わってきているのです。
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