オープンフロントやレストランがある理由
既述のとおり、最近のレジャーホテルでは、立派なフロントやレストランなど備える施設を多く見かけるようになりました。
レジャーホテルにフロントがある理由。勘の良い方でしたら前ページの解説でおわかりでしょう。つまり、風俗営業法が規定する条件にあてはまらない施設が誕生しているということなのです。このような施設は、4号営業ホテルという呼称に対して、新法営業ホテルと呼ばれています。
フロントやレストランを設けることは、4号営業ホテルではないことの前提条件です。よって、新法営業ホテルではフロントやレストラン、バースペースなどを設けることになるので、おのずとスタッフの直接的な人的サービスが提供されることになります。冒頭述べたようなタッチパネルなどがなくなっているのも、そのためです。
もちろん、デイユース(休憩利用)もできるなど、従来どおり男女が特定の目的だけのために利用する施設という側面も保っています。しかし、高感度な客室設備を有するケースは多く、たとえば女子会に利用するなど、多様な目的に対応する施設になっています。
また、近ごろは“窓のはめ殺し”や“妖艶”といった、従来のイメージからは想像できないような施設が増え、オープンエアのテラスや露天ジャグジー、キッチンを有するコンドミニアムのような施設など、レジャーホテルの進化はとまりません。
ついには宿泊客のターゲットまでも変わってきているのです。