瞑想はストレスを取り除くのに有効
私たちはストレス社会に身を置いていますが、そのリフレッシュに最も有効な方法のひとつとして、瞑想が注目を集めています。瞑想というと特別なイメージがあるが...
なかでも、2015年のオランダ人チームの研究にて、特に「マインドフルネス瞑想」(Mindfullness Meditation)と呼ばれる瞑想が、ストレスの軽減に確実な効果があったと発表されています。このマインドフルネス瞑想とはどういったものなのか?具体例をもとに見ていきましょう。
いつでもどこでもできる「マインドフルネス瞑想」
マインドフルネスとは、「今この瞬間に集中する」ということ。つまりマインドフルネス瞑想は、座禅をして目を閉じて……などという一般に言われているような瞑想でなくても良い、というのが特徴です。フロリダ週立大学の研究チームが行った“お皿洗い”の研究結果を見るとその意味が分かります。51名の大学生に対して、ひとつのグループはお皿を洗うことに意識をフォーカスしてもらい、もうひとつのグループには他のことを考えたり音楽を聴いたりしながら同様の作業をしてもらいました。その結果、お皿を洗うことに意識をフォーカスしてお皿洗いしたグループには、瞑想をしたのを同じような効果があり、ストレスレベルが低下したとの事です。
マインドフルネス瞑想では、お皿を集中して洗っているだけでも、洗い物をしているその瞬間に意識を向けていれば、それはひとつの瞑想になります。そして、そうすることで実際の座禅を組んで行うような瞑想と同様の効果が見込めるのです。
日常生活に瞑想を取り入れよう
お皿を洗ったり何かを行っている時間を、マインドフルネスを活用してストレスや精神的な疲労回復の時間にあててみましょう。やり方は、難しく考えずに「今行っている事に意識を向け集中する」だけ。お皿洗いじゃなくても、掃除機をかけている時、料理をしている時などにも行う事ができます。ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか。