建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

半屋外空間をもつ合理的な住まい[enne](2ページ目)

階段や廊下やバルコニーといった動線となる要素を半屋外空間にまとめ、そこからシンプルな箱型の居室にアクセスするという、シンプルな空間構成による家です。正面に立ち上がる金属の足場板が、住人のプライバシーを程よく守っています。

執筆者:川畑 博哉

透ける半屋外空間は多目的空間


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縁側
1. 半屋外空間の南側から玄関を見る。コンクリートの壁の立上りは約1m。
縁側
2. 2階の半屋外空間の幅は1.8m、奥行きは9m。
縁側
3. 半屋外空間のコーナー。天井高は2.4m。


ファインフロアのフェンスは、古民家の連子窓(れんじまど)のように道路を行く人々の視線を遮り、逆に内側からは外の様子が良く分かるので、住む人のプライバシーを程よく守る役割を果たしています。

ここは単に居室への動線だけでなく、物干し場としても使われ、縁側のように訪れた友人知人との寛ぎの場となっています。

◆建築データと建築家プロフィール


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