元水力発電所の建物をリノベーションした発電所美術館
最後は富山県東部の入善町にある『発電所美術館』です。大正15年に作られたレンガ造りの水力発電所をリノベーションし、1995年4月に再オープンさせたユニークな美術館。北陸新幹線の『黒部宇奈月温泉』、あるいはあいの風とやま鉄道『入善』からタクシーで15分(2000円ほど)の立地にあります。
もともと人を集客するために作られた建物ではありませんので、 ちょっと行くまでに苦労するかもしれませんが、美術館に入れば天井高10m近くある広大な展示スペースやその空間を生かした展示物、また発電所時代の面影を残すタービン・導水管などの迫力に度肝を抜かれるはずです。
筆者がかつて訪れた際には、天井につるされた巨大な水がめがひっくり返されて、膨大な水がフロアにたたき付けられるという、シンプルかつど迫力の展示作品を楽しませてもらいました。
ちょっと大変でも行く手間をかけるだけの価値がありますので、富山県の東部に訪れた際には、ぜひとも足を運んでみてくださいね。
○下山(にざやま)芸術の森 発電所美術館
住所:富山県下新川郡入善町下山364‐1
開館時間:9時~17時(ただし入館は16時30分まで)※美術館内(有料スペース)等建物以外は時間の規制なく自由に出入り可能
定休日:月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
休館日:展示入れ替え期間中、冬季の12月中旬~2月末まで
料金:一般600円、大学・高校生300円、中学生以下無料(展覧会によって変わる)
アクセス:(電車の場合)北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」からタクシーで15分、あいの風とやま鉄道「入善駅」からバス→「下山」下車(自動車の場合)北陸自動車道「入善スマートI.C.」から車で5分
以上、富山県にあるユニークな博物館・美術館を紹介しましたが、いかがでしたか? 芸術の秋にぴったりな観光スポットばかりです。周辺の観光地に足を運んだついでに、出掛けてみてくださいね。