もちろんヒップホップアーティストの中にもバスケが大好きな人は多く、実際にバスケがとても上手いアーティスト達が、セレブのバスケ試合でそのスキルを披露したりしています。今期のNBAの開幕戦が10月27日から始まるということもあり、今回はバスケが上手いことで知られているヒップホップのアーティストについて書いてみたいと思います。
「P・ミラー・ボーラーズ」で、スポーツを通し、幼い子供達の教育や育成にも力を入れるマスター・P
ニューオリンズ出身のマスター・Pは、ノー・リミット・レコードを創立し、97年にリリースした“Make Em Say Uhh!”のヒットでヒップホップ界に新風を巻き起こしました。音楽面だけでなく、マスター・Pのバスケの凄腕も業界では有名。ヒューストン大学在学中に怪我をしてしまい、ラッパーとしてのキャリアにフォーカスするようになりますが、バスケの神とされるマイケル・ジョーダンが現オーナーのシャーロット・ホーネッツや、カナダのトロント・ラプターズのトレーニング・キャンプにも参加した経験があるほどの実力を持っています。また、バスケチーム「P・ミラー・ボーラーズ」では、バスケというスポーツを通して、幼い子供達の教育や育成にも力を入れています。
元NYニックスの選手、ステフォン・マーブリー率いるチームに勝った経験を持つキャムロン
NYはハーレム出身のキャムロンは、“ザ・ディプロマッツ”というラップグループのリーダーでもあり、“Oh Boy”などのヒット曲を出し、主に2000年代に活躍していました。高校時代はイースト・ハーレムにある高校のバスケチームに所属。92年に行われたニューヨークの公立高校のアスレチック・リーグ戦では、同級生であった元ラッパー、メイスと共に、現在北京ダックスで、元NYニックスなどのNBAチームで活躍していたステフォン・マーブリー率いるチームに勝った経験を持っています。
ギャング抗争の激しい劣悪な環境で育ちながらも、バスケに目覚めたザ・ゲーム
右頬のLAのタトゥー含め、全身に入ったたくさんのタトゥーが目立つザ・ゲームはカリフォルニア州のコンプトン出身。ドクター・ドレーに見初められ、2005年に“ザ・ドキュメンタリー”でメジャーデビューを果たしました。
小さい頃はギャング抗争の激しい劣悪な環境で育った彼ですが、高校の時にスポーツが得意だった兄に影響を受け、バスケを始め、ポイントガードとして活躍していたそうです。ワシントン州立大学に奨学生として入ったという話が本当なのかどうか、明らかではないですが、未だコートの中でのゲームのスキルは周囲に認められているようです。
大好きなバスケも、さすがの愛娘には勝てないクリス・ブラウン
言わずと知れたR&B界のバッドボーイ・プリンス、クリス・ブラウン。2004年にわずか15歳でメジャーデビューし、一躍R&B界のスターとなりました。幼い頃から音楽やパフォーマンスに力を注いできたクリスですが、テレビ局やラジオ局主催のバスケの試合などでプレイする姿から、バスケが上手いことはちゃんと証明されています。バスケが大好きなクリスですが、やはり愛娘、ロイヤリティーちゃんには、「the queen before the game.」(試合よりもクイーン)と、どうやったって勝てないようです。