熱帯魚/熱帯魚入門・用語辞典

水槽に白い虫⁉︎ 夜、ガラス面を這う小さな白い虫の正体

偶々、夜間に水槽の照明を点けてみた。驚いたことに、今まで見たことの無い、微小な生物が無数に、ガラス面を這っている。この白い虫は、何なのか? 魚にとって害のある、生物なのだろうか? そんな小さな白い虫について解説します。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

夜、水槽のガラス面を這う小さな白い虫の正体とは

水槽のガラス面を這う小さな白い虫

水槽の白い虫の正体は?

Q.夜、水槽のライトをつけて観察したところ、水中に白い虫のようなものがたくさん居る事に気付きました。大きさは0.2mmくらい。

ガラス面に止まっているものが多いのですが、泳いでいるものも居ます。どちらも同じ生物です(と思います)。すぐにピョコピョコと底床のほうへ泳いで行き、底床の隙間に潜りこんでいきます。日中は観測できません。光が嫌いなのでしょう。

今まで気付かなかっただけで、だいぶ前から居たのかもしれません(夜間、ライトを点けることが殆ど無いので)。この生物は、何でしょうか? 害はあるのでしょうか?

備考
水槽データ:60cm、エーハイム2222(底床フィルタ併用)、ソイル底床、20W蛍光灯x5、CO2添加有

生物:ラスボア、ランプアイ、アカヒレ、ヤマトヌマエビ、各5、6匹ずつ、アベニー1匹

水草:トニナ、ジャイアントアンブリア、レッドカモンバ、パールグラス、ラージパール、グロッソスティグマなど。

水替え頻度:週1回1/3~1/4 立上げ後(リセット)から約半年。
 

A.落ち着いた良い環境なのだと思います

日中は魚が活発に活動しているので見かけることはありませんが、底床などにそういった微生物は数多く存在します。落ち着いた水槽では、夜間それらの微生物を頻繁に見かけることができます。水槽環境を担う分解者ですので、全く問題はないかと思います。

試しに底床の水をスポイトで少しとり、顕微鏡で覗いてみると、色々な微生物を観察することができますよ。普段余り目にすることのない、その様な微生物が複数発生することで、通常水槽内のバランスが取れてきます。

もう少し大きなプラナリアやミズミミズといった生物であれば、また別の問題なのですが、多分書き込みから推測するに、有益な微生物だと思います。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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