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ハリルジャパン結成半年の歩みをデータで「診断」

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が日本代表を率いてから、およそ半年が経過した。10月13日に行われたイラン戦で11試合を消化したチームの歩みは、果たして順調と言えるのか。過去の代表チームとの比較から、ハリルジャパンを診断する。

戸塚 啓

執筆者:戸塚 啓

日本代表・Jリーグガイド

ハリルホジッチはメンバーを固定しているのか?

過去の代表監督と比べて、ハリルジャパンの現状は?

過去の代表監督と比べて、ハリルジャパンの現状は?

10月13日に行われたイランとのテストマッチで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(63歳)は日本代表監督として11試合を終えた。ここまでの成績は6勝4分1敗である。

歴代の監督はどうだっただろうか。

2002年の日韓W杯後に日本代表を率いたジーコは、就任から11試合の成績が3勝3分5敗だった。南米の強豪アルゼンチンと2度対戦し、大陸選手権の王者が集うコンフェデレーションズカップでフランス、コロンビアに敗れたことなどが、黒星が先行した理由である。

ジーコから指揮権を譲り受けたイビチャ・オシムは、就任から11試合で7勝2分2敗の成績を残した。アジア王者を決めるアジアカップの予選が多く組まれており、ジーコに比べると強豪との対戦が少なったことが好成績を後押しした。敗戦はアウェイのサウジアラビア戦と、ホームのガーナ戦だった。

オシムからバトンを引き継いだ岡田武史は、5勝5分1敗の成績で就任後11試合を終えた。彼もアジア相手のゲームが多く、唯一の黒星はバーレーンとのアウェイゲームで喫した。

就任後11試合を無敗で駆け抜けたのは、岡田の後任のアルベルト・ザッケローニだ。6勝5分の成績を残した(PK戦は引き分けとする)。

初陣でリオネル・メッシ(28歳)擁するアルゼンチンを撃破し、着任直後に挑んだアジアカップを制した。11試合目の韓国戦は、ライバルを完膚なきまでに叩きのめす3対0の快勝である。チームの立ち上がりとしては、歴代の代表チームでもズバ抜けている。

>>続いて、選手の起用人数を見てみよう
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