ハリルホジッチはメンバーを固定しているのか?
過去の代表監督と比べて、ハリルジャパンの現状は?
歴代の監督はどうだっただろうか。
2002年の日韓W杯後に日本代表を率いたジーコは、就任から11試合の成績が3勝3分5敗だった。南米の強豪アルゼンチンと2度対戦し、大陸選手権の王者が集うコンフェデレーションズカップでフランス、コロンビアに敗れたことなどが、黒星が先行した理由である。
ジーコから指揮権を譲り受けたイビチャ・オシムは、就任から11試合で7勝2分2敗の成績を残した。アジア王者を決めるアジアカップの予選が多く組まれており、ジーコに比べると強豪との対戦が少なったことが好成績を後押しした。敗戦はアウェイのサウジアラビア戦と、ホームのガーナ戦だった。
オシムからバトンを引き継いだ岡田武史は、5勝5分1敗の成績で就任後11試合を終えた。彼もアジア相手のゲームが多く、唯一の黒星はバーレーンとのアウェイゲームで喫した。
就任後11試合を無敗で駆け抜けたのは、岡田の後任のアルベルト・ザッケローニだ。6勝5分の成績を残した(PK戦は引き分けとする)。
初陣でリオネル・メッシ(28歳)擁するアルゼンチンを撃破し、着任直後に挑んだアジアカップを制した。11試合目の韓国戦は、ライバルを完膚なきまでに叩きのめす3対0の快勝である。チームの立ち上がりとしては、歴代の代表チームでもズバ抜けている。
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