どうして自虐するのか?
予防線を張って自虐していない?
■原因1:人に傷つけられる前に自分を卑下して、予防線を張っている。
自虐キャラの人は、意外と繊細な精神を持っています。だから、大きなコンプレックスを抱き、そのことで人に傷つけられることを恐れています。
でも、そもそも自分を傷つける人なんて、相手にしなければいいのです。そんな人は“その程度の人”です。それよりも、自分が自分を認められていない方が問題です。
自虐する人は、自分で自分を受け止められていない分、周りから「そんなことはないよ!」という言葉を求めがちです。それで安心したい人もいます。
ただ、自己卑下をされると、言われた方も「そうだね」とは言えないので、いちいちフォローしなくてはいけなくなります。それは、相手にとって“疲れる会話”でもあります。
自虐タイプの人は、自分を卑下するだけに留まらず、相手にも残念な思いをさせていることに気付いた方がいいでしょう。
■原因2:自虐している方が、楽ちん。
自分の心を負の方に持っていくのは、楽なものです。「自分なんてどうせ、これ以上どうにもならない」なんて諦めて、坂道を転がり落ちるように落ちていけばいいだけなので、エネルギーを使わないでいられるからです。
意外と心の闇は、甘美なものです。さらに、悲劇のヒロイン気分に陥るのは、ある意味、ドラマティックです。
でも、そのドラマは、ハッピーエンドではなく、ツイていない結末が待ち構えています。だから、早めに路線変更した方がいいですよ?
心の闇にどっぷり浸かるほど、抜け出すためのハードルは高くなります。早めに引き返しましょう。
まだまだ自虐してしまう原因はあります。それを次のページで紹介します。