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人気芸人の結婚ラッシュに見る「年貢の納め時」の考察

福山雅治の結婚で「ましゃロス」現象が広まっているそうですが、実は芸人の世界も負けず劣らずの結婚ラッシュです(ロスは発生してないようですが……)。いったいなぜ、これほど立て続けに発生するのか考えてみました。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

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芸人世界の結婚ブーム!?

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世間は福山雅治の結婚で話題騒然ですが、実はその陰に隠れて、いや、隠れてはいませんが(笑)、勝るとも劣らない話題性を振りまいていたのが、中堅人気芸人達の結婚ラッシュでした。

つい最近の爆笑問題・田中裕二(50)に千原兄弟・千原ジュニア(41)、麒麟・川島明(36)。その一か月前になりますがアンタッチャブル・山崎弘也(39)と、まるで何かの力が働いたかのようにアラフォー芸人たちが続々と結婚に走りました。

単なる偶然と片付けてしまうと、この記事もごくごく短いものになってしまい、思わせぶりなタイトルも、看板倒れに終わってしまいます。安心してください! 理由はあります。彼ら中堅芸人が気を同じくして結婚に踏み切った理由が。


時代とともに変わる結婚観

「最近の芸能人は派手な結婚式をしない」と、リポーターの人たちがぼやいてましたが、そこは芸人も同じ傾向のようです。ここ最近のテレビ中継の入った派手な結婚式といえば、2007年の陣内智則までさかのぼることになります。しかもその結果は、皆さんご存知のとおりですから、追随する芸人がなかなかでてこないのも無理のないところでしょうか。

一言で言えば、時代が変わったからということですが、芸能人の結婚式が大々的に執り行われたのは、昭和の時代からせいぜい20世紀末くらいまででしょうか。それ以降は徐々に「ジミ婚」が広まっていきました。今考えると陣内智則の挙式は昭和に逆行したものだったんですね。

ちなみに、この芸人という括りから、あえて落語家は外しました。あのジャンルの人達は伝統を重んじているだけあって、今でも目一杯に派手な結婚式を挙げているようです。そういう世界が今も残っているのは、伝統芸能として決して悪いことではないように思われます。
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