イタリア語

これが本場のたしなみ方!イタリアでオペラ鑑賞(2ページ目)

イタリアは夜の長くなる秋から春にかけて、オペラシーズンの開幕です。またクラシック音楽の本場でもあり、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニ、ヴィヴァルディなど数多くの名だたる巨匠の生まれ故郷であると同時に、誰もが知っているモーツァルトもイタリアに何度も足を運び、作曲のインスピレーションを受けました。そんなイタリアの劇場へ、お洒落してオペラを観に行く時の楽しみ方をご紹介します。

西村 清佳

執筆者:西村 清佳

イタリア語ガイド

座席に着くときの「ちょっと失礼」

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典型的な馬蹄形オペラ劇場

劇場に入って自分の席を見つけたら、通路から遠くて既に席に着いた人たちの前を通らなければいけない時もあります。そんな時には一言、ペルメッソ! Permesso(ちょっと失礼)と声をかけて通してもらいましょう。逆に自分が既に席に着いていて、後から来た人を通してあげるときには、膝を縮めるだけでなくてスッと席を立つのがマナーです。

いよいよ開演!

劇場の照明が落ち、指揮者が登場するといよいよ開演です。オペラは、台詞が全て歌になっている劇で必ず物語があります。なので歌曲を知らなくても、台詞がわからなくても、まずは歌手の動きや曲の雰囲気から「どんな物語なのか?」に注目すると、一層楽しめます。ストーリーはできれば事前に予習しておくと良いのですが、もし間に合わなくても舞台の美人ソプラノやイケメンのテノールなどに注目して、その役に感情移入しながら見ていると何となく流れがつかめます

フィナーレでよく聞く「あの言葉」とは?

演目が無事に終わって幕が降りたら、大抵は鳴り止まない拍手の嵐です。すると幕が再び上がり、歌手が端役から主役の順に出てきます。特に主役のプリマドンナやテノールに対して、ひときわ拍手が大きくなるとともに、客席からよく掛け声がかかるのを聞いたことはありませんか?

女性歌手にはブラーヴァ!Brava、男性歌手にはブラーヴォ!Bravoと掛け声をかけるのが「素晴らしい!」という意味の賛辞です。その後に指揮者や舞台監督なども舞台に上がって挨拶し、ようやく閉幕します。それまでは客席を立たず、余韻に浸りながら最後まで拍手を送り続けましょう。

いかがでしたか?是非、臨場感あふれる劇場でオペラを楽しんでみてくださいね。

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