有名温泉地にスーパー民宿がないワケ
温泉地や温泉地の近くにある民宿でも温泉で無い場合がほとんどです。なぜならば、温泉地では、温泉維持のためのコスト(数百万のボイラーを設置したり、温泉の配湯を受けたり)が相当かかるため、価格を守るためには食事か客室等の設備か、どちらかにしか資金がまわらず、そのため、スーパーにはなれないのです。多くは、全て良くして、単価を上げて、旅館と名乗ることになります。すなわち、温泉地では、スーパー民宿は存在しずらいのです。せいぜい、温泉が近くにあるか、運び湯の民宿がよいほうです。スーパー民宿をはじめ、民宿を思い切り楽しむコツ
経営者や、同宿者との距離も近いのが特徴です。民宿は、自分の家に泊まらせるホームステイに近い感覚。宿側も「どんな人が泊まりにくるのか」実はドキドキしているものですから、事前に「家族と行くのか?」「友達同士で行くのか?」情報を伝えておけば、 お互いの壁も取り払われ、当日はお互いにより和やかな雰囲気になることでしょう。「民宿と表示しない」理由
民宿と旅館の“よいとこ取り”であるスーパー民宿。なかには、堂々と「うちは民宿です」とおっしゃるところもありますが、多くは「民宿」と表示はしていません。その理由として、従来の民宿のイメージとは、合宿など相部屋(この場合、先生方の管理上鍵を付けない宿もある)であったり、季節営業であったり、法律的な営業許可としては(全個室の)「旅館業」ではなく(相部屋営業もする)「簡易宿所」だったりして、個人客を対象とした全個室で、通年営業している「形態にそぐわないという事情があります。ただし、「旅館」というと、これまた立派な施設やサービスを想起させるので、民宿とも旅館とも表示しない場合が多いのです。次のページでは、いよいよスーパー民宿が揃い踏み