平成27年9月30日(水)、平成27年度司法書士試験の筆記試験の合格発表がされました。

平成27年度司法書士試験(筆記試験) 法務省より発表された情報

合格発表に伴い、法務省より発表されたのは以下の情報です。
平成27年度司法書士試験筆記試験合格者受験番号
平成27年度司法書士試験筆記試験の合格点等について(資料)(PDF)
平成27年度司法書士試験筆記試験(記述式問題)の出題の趣旨について(PDF)
平成27年度司法書士試験筆記試験(記述式問題)得点別員数表(PDF)
平成27年度司法書士試験筆記試験 総合得点別員数表(PDF)


合格者数・合格率

合格者数と合格率は、以下のとおりです。
706人(上記の合格者受験番号の数を合計した数)
・対出願者数3.25%、対受験者数3.94%(※)

※小数点第三位以下四捨五入。「対出願者数」とは、実際に試験を受けたかどうかにかかわらず、願書を出した人の数に対する合格率です。「対受験者数」とは、実際に試験を受けた人の数に対する合格率です。

では、これまでの年度と比較してみましょう。以下に平成22年度~平成27年度の「筆記試験の合格者数の推移」と「合格率の推移」を示します。

【筆記試験の合格者数の推移】(平成22年度~平成27年度)
※グラフの数字は人数を表しています。
筆記試験合格者数の推移(平成22年度~平成27年度)

筆記試験合格者数の推移(平成22年度~平成27年度)



【合格率の推移】(平成22年度~平成27年度)
※グラフの数字は%を表しています。
合格率の推移(平成22年度~平成27年度)

合格率の推移(平成22年度~平成27年度)



合格率が再び上昇

司法書士試験の合格率は、例年「対出願者数2.85%程度・対受験者数3.50%程度」でほとんど一定でした。しかし、昨年度の平成26年度に「対出願者数3.11%・対受験者数3.79%」に上昇しました。そして、今年度は「対出願者数3.25%、対受験者数3.94%」まで上昇しました。

「1%にも満たない上昇では?」と思われるかもしれませんが、人数にするとかなりの違いとなります。仮に今年度の合格率が例年どおりだったら、以下の合格者数となります。

■対出願者数2.85%であった場合
21,754人(今年度の出願者数)×2.85%=620人
■対受験者数3.50%であった場合
17,920人(今年度の出願者数)×3.50%=627人

実際の合格者数は706人ですから、86人または79人もの人数差があります。合格率の上昇によって合格された方が、80人程度いるということです。

では、なぜ合格率が上昇しているのでしょうか。これは推測でしかありませんが、出願者数および受験者数の減少が原因だと思われます。

以下のとおり、出願者数および受験者数は減少傾向にあります。よって、例年どおり「対出願者数2.85%程度・対受験者数3.50%程度」では、合格者数がかなり少なくなってしまいます。一定数の司法書士は必要ですので、「合格者数をあまり少なくはしたくない」という考えがあるものと推測されます。

【司法書士試験の出願者数・受験者数の推移】(平成18年度~平成27年度)
※グラフの数字は人数を表しています。
出願者数・受験者数の推移(平成18年度~平成27年度)

出願者数・受験者数の推移(平成18年度~平成27年度)



次は口述試験

筆記試験に合格された方は、平成27年10月13日(火)に行われる口述試験を受けることになります。口述試験に合格して、最終合格です。口述試験は、ほとんど全員の方が合格できる試験ですが、試験ですから「自分だけは落ちるのでは?」と不安に思うのが普通です。私も、受験生時代はそうでした。

口述試験の概要と対策については司法書士試験の「口述試験」-日程・会場・対策に書きましたので、ぜひご覧ください。

司法書士に

司法書士に

まだ口述試験は残っていますが、筆記試験に合格された方、本当におめでとうございます!
人によってかけた年数は異なりますが、相当なものを犠牲にしてきたはずです。個人的には、半年くらいは合格の喜びに浸っていてもよいのではないかと思います。それだけ大変な試験を突破されたのですから。

講師としてはもちろんですが、1人の合格者として、新しい司法書士が誕生することを大変嬉しく思います。

みなさんの今後のご活躍を祈念しております。