作りすぎ・買いすぎ・着なさすぎのファッションへの疑問
ガイド 年齢や障害に関わらず、そういう、シンプルなんだけど、自分にぴったりなものが売っていないというのはありますね。MAKIKOさんは、いつからこのお仕事を? どうして始められたんですか?
MAKIKKO この形で始めてから、まだ2年くらいなんです。以前は、既製服を作るアパレル会社に勤務していました。もともと、服が好きでこの業界に入ったんですが、年々早くなる流行と流通のサイクル、過剰な生産と高い返品率・廃棄率。利益を出すためには品質を犠牲にしなくてはならない。そして着る人も、せっかく買った服を十分楽しまず、たんすのこやしにしてしまっている――そういう良くないループが発生しているなと、悩んでいました。
ガイド 服があふれているのに、着たい服がないのと同じ構図ですね。
MAKIKO 少ない服でも、それに対して満足していることが大切なのかな、そんな服だったら大切にしてもらえるのかな。だったら自分の周りの、小さいところからやってみようかと、最初は友達の服を作って、そこから口コミで依頼が来るようになって。今ではリピートしてくださるお客様も増え、数か月先までお待ちいただく状態です。
ガイド 皆さん、「自分にぴったりの服が欲しい!」って思っていらしたんですね。少ない服で、おしゃれを楽しみたいとき、オーダーは強い味方ですね。
日本のハイクオリティなアパレル産業にもまれてきたMAKIKOさん、若いのにとてもしっかりしたお仕事をなさるようです。「こういう服が欲しい! でも売っていない」という服があるなら、オーダーメイドはとても魅力的な選択肢ですね!
プロフィール
MAKIKO(平石真紀子)
専門学校で服飾を学び、百貨店ブランドでデザイナーとしてのスタートを切る。続いてOEMの会社に就職、国外工場の工程管理、受注ブランドへのデザインの企画・提案を経験。退職後、「MAKIKO」を立ち上げ、オリジナルデザインによる婦人服の制作、オーダーメイドの受注を行う。
MAKIKO コレクションサイト
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