夫の寄り道癖から分かる心理とは?5つのパターン
家に帰りたくないから、だんな様は寄り道をしているのかも?
今回は、だんな様の「寄り道癖」から、その背後に潜む家庭へのストレスを読み解いてみましょう。
<目次>
寄り道癖その1:会社の同僚と飲みに行く心理とは
「同僚と飲むのは、遊びじゃなくて仕事なんだよ」「アフターファイブの『飲み二ケーション』も仕事をうまく進める上で大事なんだよ」
などというセリフを口にすることが多いだんな様はいませんか? 日本の会社社会においては、アフターファイブのコミュニケーションが重要であることは否定しませんが、昨今は「会社の人とは飲まない」という世代の社員も増えていますから、必ずしも「飲み二ケーション」が有効ではなくなってきています。
それでも毎日同僚と出かけたがるのは、
「まっすぐ帰るのはつまらない」
「仕事のストレスを発散したい」
という心理があると考えられます。
同僚、後輩を誘って飲みに行くことで、上司の不満をぶちまけたり、カラオケ、ゲーセン、麻雀などで盛り上がることで、仕事のストレスを解消しているわけです。
その行動の裏に潜むのは、「会社の愚痴を妻に聞いてもらえない。自分の弱さを、妻に理解してもらえない」というストレス。会社の愚痴や仕事に対する弱音を吐こうものなら、
「一家の大黒柱なのにだらしない」
「男のくせに弱音を吐くなんてみっともない」
などと否定的な反応をする妻の場合、だんな様は会社のストレスを家庭内で解消できないため、このような寄り道行動に走ると考えられます。
寄り道癖その2:キャバクラや行きつけのバーに行く心理とは
キャバ嬢をはじめとする水商売のお姉さん方のいる店に男性がハマる理由をご存知ですか?それは、彼女たちが、若くてきれいだからだけではありません。彼女たちは聞き上手かつ褒め上手で、男性を立てて、楽しませるおもてなしのプロだからです。男性は、「相手は商売だ」とわかっていても、若くてきれいなお姉さんが、「素敵ね~」「さすがね~」と自分の話を楽しそうに聞いてくれて、褒めてくれる環境がうれしいのです。
こんな環境をだんな様が求めているとしたら、それはそのまま、自宅ではそのような環境が手に入らないということ。つまりは「妻とのコミュニケーションに不満がある」というストレスが、このような寄り道行動となって表れたと考えられます。
だんな様に姑の愚痴ばかり言っていませんか?
家事を手伝ってくれないと責めたててばかり言っていませんか?
子供への文句を延々と言っていませんか?
だんな様の話を聞くより、自分の不満ばかりをぶつけていませんか?
思い当たる節があるのなら、だんな様がプロの水商売の女性のテクニックにハマるのも、納得です。
寄り道癖その3:一人でサウナやネットカフェで過ごす心理とは
別に誰かとお酒を飲みに行くわけではないのに、まっすぐ家に帰らない男性もいらっしゃいます。そんな方が寄り道するのがネットカフェやマンガ喫茶。あるいは映画や個室ビデオ店。人によってはサウナやマッサージ、スポーツジムなど……。要するに一人で好きなことをして過ごす時間を、家の外に求めているパターンです。このような行動の裏に潜むのは、
「家に居場所がない」
「家が汚い、食事がまずいなど居心地が悪い」
というストレス。
本来なら、家で楽しむはずのくつろぎの時間を、家の中で確保できないという現実が家の外で、癒し空間を求める寄り道グセにつながっていると考えられます。
たとえば、妻の両親との同居で、家の中でもだんな様が気を遣う状況にある。家の中の生活ペースが子供を中心に回っている。掃除や片づけが苦手で、家の中が散らかっている、料理の腕に自信がない、などの環境があると、だんな様にとって、自宅が何となく居心地の悪いものになりがちです。
仕事から帰ってきただんな様がゆっくりくつろげるよう、家の中の環境を整えるのも大事な妻の仕事。共働きで時間がないなら、家事サービスや料理の宅配など、「家事のアウトソース」を利用することも十分OKです。
お金と時間を上手に使って、家庭内の環境を上手に整えましょう。
寄り道癖その4:ずっと会社でだらだら残業している心理とは
「今日、●●の保育園のお迎え行ける?」「今日は忙しい」
「じゃあ、いつなら頼める?」
「ずっと忙しいから無理」
「今は何の仕事で忙しいの?」
「とにかくいろいろあって大変なんだよ。疲れてるんだ。」
などと、なんだかわからないけど「忙しい」を連発し、毎日子供が寝静まった後に帰宅するだんな様。最近では残業も制限されているから、会社に残っていても残業代はつかないのに、何で会社にだらだら残っているのか……? と疑問をお持ちの妻の方もいらっしゃるのでは?
用事がないのに会社にだらだら残っているというのも立派な「寄り道グセ」のひとつ。帰宅拒否のパターンと分類されます。その行動の裏に潜むのは、「早く家に帰ると、家事をさせられる」というストレス。
仕事が終わり、帰宅後ぐらいはのんびりしたいのに、早く帰ると、ここぞとばかりに家事や育児を頼まれてしまう。そこで、家事をしなくて済むように、子供が寝静まる夜中まで、残業代もつかないのに会社にだらだら残っている、という行動に出ると考えられます。
「共働きなんだから、家事や育児も折半して当然!」と、強く求めすぎると、このような結果になりがち。家事や育児をうまく手伝ってもらうには、分担を明示してきちんと指示するより、
「妻が困っている様子を見せてお願いモードで依頼」
「やってもらったら大げさに褒める」
といった「演出」が効果的です。「めんどくさいなー」と思われるかもしれませんが、それもコミュニケーションテクニックの一つ。賢い妻は上手に活用して、だんな様に気持ちよく家事をしてもらいましょう。
寄り道癖その5:実家で過ごす心理とは
最初から「今日は実家に行ってきます」といって出かけるだんな様は少ないかもしれませんが、会社から帰ってきた後に実家に立ち寄っていたのだと判明することはありませんか?「今日はご飯いらない」
「どこかで食べたの?」
「うん、実家に寄ってた」
のように、こちらから聞くと口を開くというパターンはよくあります。妻と喧嘩をしたからなど、特に理由があるわけではないのに実家に寄るという寄り道グセ。その行動の裏に潜むのは、「誰かに甘えたい」というストレスだと考えられます。
実家に行けば、おかあさんはいつだって大歓迎。息子の好きな料理を作ってもてなしてくれます。わがままを言って、子供にかえって甘えることだって可能です。
理由もなく実家に寄り道するだんな様の行動が目についたら、それは「誰かに甘えたい」というサイン。
妻の皆様も、ぜひ母親のような大きな心で、だんな様を甘えさせてあげてはいかが?
人の行動の裏には、必ず原因があります。
だんな様の帰宅拒否が本格的になる前に、原因となるストレスを早く見極め、対策を取られることをお勧めします。
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