日本で一番恐竜の化石が発掘される地にある福井県立恐竜博物館
地球が誕生後、地球の歴史に人間が登場するはるか6500万年前まで地球上に存在したとされる恐竜。現在では発掘される化石からその足跡をたどってさまざまな研究がなされています。恐竜の化石は、日本国内でも各地で発掘されていますが、一番多くの化石を発掘しているのは福井県の勝山市ということをご存知でしょうか。
今回はその恐竜の化石が多数発掘される勝山市にある福井県立恐竜博物館をご紹介します。
恐竜に関する充実した展示はもちろんのこと、リアルに動く実物大の恐竜復元模型の姿を見て、恐竜が生きていた時代にタイムスリップしたような感覚を体験できますよ。
博物館へ向かうアプローチから恐竜づくし!
福井県立恐竜博物館(Yahoo! 地図情報)がある勝山市は、県庁所在地の福井市から九頭竜川(くずりゅうがわ)を東にさかのぼり、石川県の県境も近い山間の街です。勝山市は、発掘される恐竜の化石の量では日本国内で一番の量を誇っています。新種の恐竜も発掘されることがあり、フクイサウルス、フクイティタン、フクイラプトルなどのように福井の名前がついた恐竜もいることから、福井県では「恐竜王国」と銘打って恐竜を観光の目玉の一つとして積極的にPRしています。
福井県立恐竜博物館へのアクセスの入口となるJR福井駅の駅前広場には、福井の名前がつけられた恐竜3体の復元模型があります。この復元模型はすべて実物大、そして時々首などがリアルに動きます。
電車の乗り換えの時間に少し余裕を持たせて見に行くと良いでしょう。将来北陸新幹線が延伸してくる近代的な駅ビルの前で、動く恐竜模型の姿を見ると気分が盛り上がること間違いなしです。
福井駅から先は、えちぜん鉄道の電車に乗って勝山まで移動します。JR福井駅と、えちぜん鉄道 福井駅のホームには恐竜が座っているベンチがあり、絶好の記念撮影スポットになりますね。
福井駅から勝山駅までは約1時間。勝山駅から福井県立恐竜博物館まではコミュニティバス「ぐるりん」で約10分程の距離ですが、このコミュニティバスの一部にも恐竜のイラストがラッピングされた「恐竜バス」が走ります。
さらにバスの車窓からは市内にある恐竜のモニュメントが見えるなど、博物館へ向かうまでのアプローチも恐竜づくしなので、移動もめいいっぱい楽しめますよ。
そして、いよいよ福井県立恐竜博物館に到着です。恐竜についてもっと詳しく知識を得ることにしましょう。そしてリアルに動く恐竜模型の迫力に驚きますよ。その模様は次ページにて。