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片岡鶴太郎、画業20周年の展覧会 見どころと展示作品(3ページ目)

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。片岡鶴太郎、画業20年を記念する展覧会が開催。作品の数々と本人に直接インタビューしました。気になるその内容は……? 取材協力:パナソニック汐留ミュージアム

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

映像と音響とで奏でる大作「四季彩花」

高さ3mに及ぶ書き下ろしの四連作品。四季の樹々、自然の移ろいが幻想的に描かれています。
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左から「雪椿(絹本着色)」、「秋雨(絹本着色)」、「蒼風(絹本着色)」、「曙(絹本着色)」。
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絹本に描かれた大作に映像と音響が重なり、まるで「生きている絵」のようです。

「雪椿(絹本着色)」の一部。デザインされた椿と雪の構成。
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「秋雨(絹本着色)」の一部。幾重もの紅葉の重なりが荘厳です。
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最後のコーナーは、「椿」。鶴太郎さんは20年前、椿をみて絵を描き始めたとお聞きます。

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雪椿を描いた着物や屏風が展示されたこのコーナーでは、墨に椿の紅がグっとくる、屏風「椿(2008年)紙本着色」がステキです。「冬の乾いた空気と自然の間」を感じますね。
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淡い濃淡の墨と深紅の椿を柔らかい筆使いで描いています。

書、日本画だけではなく、油絵やガラスなど多彩な作品と計算された音響映像の中、気がつくと、一気に100点あまりの作品を見終えていました。

次のページでは、鶴太郎さんに直接インタビューした「創作」について、です。

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