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SNSを使ったサイバーストーカーが増えている

SNSでのサイバーストーカーが増えている

「サイバーストーカー(ネットストーカー)」をご存じでしょうか。サイバーストーカーとは、インターネットを通じて特定の人物につきまとうストーカーを指します。彼らは、メール、SNSなど様々なツールを通じてストーカー行為を行います。

サイバーストーカー行為は、ストーカー防止法第2条第1項第5号で禁止されています(神奈川県警による説明ページ)。ただし現状法律で規制されているのは、「電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールを送信すること」と、メールのみです。

神奈川県で2012年1年間で分かったストーカー被害は782件であり、そのうちネットを悪用したものは60件、SNSがからむ被害が前年よりも増加していました。SNSが普及した今、さらにこの傾向は加速しているでしょう。実際、SNSなどを使った痛ましいストーカー殺人事件なども起きています。

2014年8月の警察庁有識者会議で、「FacebookやTwitter、LINEなどのSNSを使ったメッセージを送りつける行為も規制対象とすべき」と提言されたため、今後、SNSを使ったストーカー行為も規制対象となるはずです。

ストーカーに情報を渡さない、連絡が取れる状態にしない

サイバーストーカーはSNSで何を見ているのでしょうか。逗子市で起きたストーカー殺人事件の場合、事件後に自殺した男は、Facebookの写真や書き込みから女性の自宅を探っていました。投稿の他、プロフィール、交友関係、チェックインなども見られるポイントです。

ある熱狂的なファンは、タレントが自宅の窓から撮影・投稿した虹の写真に写り込んだランドマークからタレントの自宅の位置を割り出し、自宅に侵入して逮捕されました。文章だけでなく、写真から個人情報が漏れることもあるので注意が必要です。

サイバーストーカーは対象の情報を得たり、相手と連絡が取れると行動が過激化する傾向にあります。ストーカーに遭う可能性がある場合は、以下の点に注意してSNSを利用するようにしましょう。

ストーカーを防ぐためにできる設定とは?

○友達になる相手は信頼できる人限定にする

LINEでつながりたくない人とつながるリスクを避けるためには、「設定」→「友だち」→「友だち追加」、「友だちへの追加を許可」をオフにしましょう。友だちはQRコード、ふるふる、ID検索で個別に追加すると安心です。その他、SNSでつながる相手は信頼できる人限定にするのがおすすめです。

○投稿の公開範囲は友達限定にする

Facebookは投稿ごとに公開範囲を設定できます。投稿範囲は「友達」を選んで投稿するようにしましょう。Twitterは鍵をかけて利用すると安心です。フォローが許可制になるため、信頼できる人のみ許可しましょう。

○ プロフィールで公開する個人情報は最低限にとどめ、居住地などは明かさない

居住地、メールアドレスや電話番号など連絡先の公開は避けましょう。

○行動範囲が特定できる投稿や写真、チェックインなどは行わない

自宅はもちろん、最寄り駅、行きつけの店、勤務先、子供が通う学校や園などは公開しないようにしましょう。

○メッセージの送受信範囲を設定する

Twitter

Twitterのプライバシー設定を確認しよう

Twitterの場合、PCでTwitterを開き、右上のプロフィールアイコン→「設定」→「セキュリティーとプライバシー」→「すべてのユーザーからダイレクトメッセージを受信する」前チェックボックスにチェックが入っていたらはずしましょう。


Facebook01

Facebookでメッセージを受け取る範囲を設定しよう

Facebookの場合、PCでFacebookを開き、「設定マーク」→「プライバシー」→「私に連絡を取ることができる人」右「編集」→「絞り込み」を選択すると、友達以外からメッセージがこなくなります。

同様にFacebookで、「設定マーク」→「タイムラインとタグ付け」→「自分のタイムラインにコンテンツを追加できるユーザー」右「編集」→「自分」あるいは「友達」を選択すると、ストーカーに投稿されることもなくなるはずです。

○位置情報を出さない

Twitterの場合、PCでTwitterを開き、右上のプロフィールアイコン→「設定」→「セキュリティーとプライバシー」→「ツイートに位置情報を追加」前チェックボックスにチェックが入っていたらはずしましょう。

ストーカー行為は犯罪です。ストーカーに遭っていると感じたら、すぐに警察に相談してください(警視庁によるストーカー相談・対策ページ

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