運良く中野駅からほど近い場所に、道路に南面する20坪の土地に巡り会い、同時にネットで建築家を探していたところ、瀬野和広さんのホームページを見てその作風を気に入り、さらに事務所も近かった事から、瀬野さんに家族の夢を託したのです。
町家のような格子窓の白い家
中野駅から歩くこと約10分。早稲田通りから車1台がやっと通れるほどの路地に入ると、やがて2階建ての白い箱型の小さな家が見えてきます。ここがYさん一家の住まいです。
正面は車1台分のガレージスペースとなる南庭を確保するために1.5m下がり、窓の前には木の縦格子が嵌め込まれています。ここで道行く人の視線を遮りつつ、採光と通風を確保しています。茶の間から見ると、南庭と格子と縁側という3重のフィルターによって、家族のプライバシーが守られている事が分かります。
◆建築データと建築家プロフィール