国産車/おすすめの国産車

最新SUVを300万円で買うならどれがベスト?(2ページ目)

日産エクストレイルハイブリッドの追加設定、三菱アウトランダーのビッグマイナーチェンジなど、完全な新車こそないものの、ミドルサイズの国産SUVの“てこ入れ”が相次いでいる。人気ジャンルの国産SUVを300万円以内で買うならベストなモデルはどれだろうか?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

エクストレイルハイブリッドの走りは?

日産エクストレイルハイブリッド

全長4640×全幅1820×全高1715mmのエクストレイルハイブリッド。ハイブリッドは3列はなく、2列シートの5人乗りのみ。エクストレイルハイブリッドの価格は280万4760円~


300万円以下で「エマージェンシーブレーキパッケージ」付きが買えるエクストレイルハイブリッドも気になる選択肢。JC08モード燃費は20.6km/L(2WD)で、20.0km/Lの4WDを含めてエコカー減税は「免税」になる。

2つあるクラッチの1つでモーターとエンジンを完全に切り離す「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」と名乗るハイブリッドは、極低速域ならEV発進も可能で、120km/hまでEV走行に対応するそうだが、実際に走らせると、主役はあくまでエンジンで、モーターのアシストにより力強い加速感と燃料の節約が可能というシステムだと実感できる。

乗り心地や音・振動面では三菱アウトランダーに一歩及ばない印象だが、ハイブリッド化されても後席の居住性はガソリン仕様と変わらないのは立派。ラゲッジのフロア下の構造が異なるなど積載性が若干不利になっている中で、荷室の撥水仕様が用意されないことも大きなデメリットとはなっていない。

実燃費は状況により異なるが、私の場合はエコランを意識せずに約13km/L程度(250km近く走って)。高速道路の速度レンジは高めで、渋滞にも遭遇したから頑張れば14~15km/Lはいくかもしれない。

装備面ではエマージェンシーブレーキ付きもあるが、クルーズコントロールがACCではなく普通のクルーズコントロールなど、もの足らない点もある。それでもハイブリッドのキーワードは日本では大きな武器であるし、モーターアシストによるスムーズな走りは確かに魅力的だ。

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