テクノポップ/アーティストインタヴュー

進化を続ける新・チロリン(3ページ目)

新作『Last Pajama Party』をリリースしたばかりの新・チロリンのメンバー、マリカさん、あいりさん、そして新加入の野映さんに登場いただきました。テクノカントリー、ナポリタン大好きソング、「チョコレイト戦争」リミックスなど、ガジェット楽器満載の進化を続ける新・チロリン(Chiroline ver. 3)をお楽しみあれ。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

イマイさんはメンバーの1人?

ガイド:
エイプリルズのイマイケンタロウさんによる「ハロー・グッナイ」は、僕の中にある21世紀のチロリンのイメージにぴったりの曲だと思います。イマイさんは今回、CTO LAB.としてもサポートをされていますが、どんなお兄さんですか?

あいり:
んー、お茶目(笑)? チロリンといる時はメンバーの1人じゃないの?ってくらい溶け込んでる。優しいしおもしろいしチロリンには欠かせない存在??

マリカ:
イマイさんは、いつもきらめきを詰め込んで持ってきてくださる、空からの配達屋さんですね。イマイさんの歌は毎回ボーカルさせていただいているのですが、歌っていても浮き足立ちますし、自分の声のなかでもきらきらするような、うえのほうの…ざらめのようなところをつかっています。

野映:
包み込んでくれるような朗らかな笑顔にとっても癒されます。

ガジェット系楽器は好きですか?

ガイド:
「Brand-New Morning」は、ELEKTEL/CTO LAB.のpolymoogさんによるもの。僕にとってpolymoogさんは「大人の科学」的電子音の人なんですが、この曲もホロっとくるメロディー展開での電子音が混じり具合が素敵です。みなさんはガジェット系楽器は好きですか?

マリカ:
好きですね。わたし、新しい技術!とかとにかく新しい物アレルギーなんですけれど。ガジェット系の楽器に関しては、技術の躍進がたのしい!とおもいます。なんていうかそれはきっと、手拍子のように体を鳴らすような原初的な音がなくなることがないとわかっているおかげもあるんですけど。電子音の世界にある情緒みたいなものをみつけだすとまた、きゅうっときます。

あいり:
チロリンに入るまでは興味どころか存在すら知らなかったけど、目の前にあったら遊んじゃう。チロリンはPV撮影中とかも子供みたいにいじって遊んでたなー。

野映:
好き!たぶん(笑)。正直よくわからないので、色々いじってみたいです!

今後の進化を見守って

ガイド:
最後に新・チロリンとして今後の豊富などをお願いします。

マリカ:
見てたのしい、聴いてたのしい、触れてみて、えっ、いい…!そんな音楽をやっていけたらなあとおもっています。まずはレコ発ライヴが迫っているので、ディスクから飛び出してもたのしい仕掛けを用意したいとおもってます。ディスクにおさめるのがもったいない、でももったいないからディスクにおさめてもっておきたい…!そんな存在になりたいですね。

あいり:
3人になったけど野映という新しいテイストが加わった新 チロリン。前回とはまた違った味を出してくれてるので是非味見してみてください! これからも応援よろしくお願いします。

野映:
チロリンらしい音楽を届けたい! 初代のチロリン、そして今までの新・チロリンのDNAを受け継ぎ、新たな試みもしてみたい。今後の進化を楽しんで見守っていただけたらなと思います。
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