2015年9月のオススメ展覧会・美術展
クロード・モネ《 印象、日の出》 1872年 Musée Marmottan Monet, Paris © Christian Baraja 東京展 2015/9/19~10/18 福岡展 2016/2/4~2/21 京都展 2016/3/1~3/21
いよいよ芸術の秋がスタート。これからの季節はモネ展のように大きな展覧会が続きます。見たい展覧会は早めにチェックしてスケジュールの調整をお忘れなく!
◎2015年9月のオススメ展覧会・美術展-目次-
東京都美術館(上野):マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで
渋谷区立松濤美術館(神泉):スサノヲの到来―いのち、いかり、いのり
ホキ美術館(千葉県):写実って何だろう?ーその多様性と可能性ー
森美術館(六本木):ディン・Q・レ展:明日への記憶
熊谷守一つけち記念館(岐阜県): 開館記念展
《印象、日の出》21年ぶりに東京に!
東京都美術館(上野):マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで
クロード・モネ《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》 1877年 Musée Marmottan Monet, Paris © Bridgeman-Giraudon 東京展 2015/10/20~12/13 福岡展 2015/12/22~2016/2/3
会場でこの作品やセザンヌ、ルノワール、ピサロらの絵画を見た評論家のルイ・ルロワが、この作品のタイトルをあげつらい、グループに参加した画家たちを「印象派」と揶揄したことが、印象派誕生のきっかけなのです。いわば、歴史を変えた一枚。
クロード・モネ《日本の橋》1918-24年 Musée Marmottan Monet, Paris © Bridgeman-Giraudon
10代後半、ル・アーブルでも評判だったカリカチュア(風刺画)作品から、晩年の白内障を患いながらも精力的に描いた《日本の橋》まで、展示される多くの作品は、モネが終生大切に手元に置いていたもの。モネが亡くなった後にマルモッタン・モネ美術館(当時マルモッタン美術館)に寄贈されました。
つまり、画家本人のプライベートコレクションとも言えるものです。これらの作品に加え、当時の名コレクター、ジョルジュ・ド・ベリオが購入、のちに美術館に寄贈した《印象、日の出》や、《ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅》など、モネの代表作も並びます。
《印象、日の出》は21年ぶりの東京での紹介。展示期間が限られているので、展示日程のチェックはお忘れなく。夜間開館などを利用すると、スムーズに鑑賞ができますよ。
■展覧会DATA
展覧会名称:マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 「印象、日の出」から「睡蓮」まで
会場:東京都美術館
会期:2015年9月19日(土)~12月13日(日)
開室時間:9:30~17:30
※入室は閉館の30分前まで
※金曜、10月31日(土)~11月2日(月)は20:00まで開館
※ただし《印象、日の出》展示期間[9月19日~10月18日]の金曜日・土曜日、並びに9月20日~22日、10月11日は21:00まで開館
※入室は閉室30分前まで
休室日:月曜日、10月13日(火)、11月24日(火)
※ただし、9月21日(月)、10月12日(月)、11月2日(月)、11月23日(月)は開室
Web: http://www.ntv.co.jp/monet/
次のページでは松濤美術館(神泉):スサノヲの到来―いのち、いかり、いのり を紹介します。