一流ブランド「塚原産」たけのこのおいしさを堪能
今回いただいたのはお得なランチメニュー「西山御膳」(3000円・お料理の内容は季節によって変わります)。竹かごの蓋を開けると、そこには小さな器がいくつも並んだ、宝石箱のような料理たち。多種の料理を少しずつというのは、欲張りな女性にとって、とっても嬉しいスタイルですよね。最初に箸をつけたのは、だしまき卵。京都ならではの優しいだしを、ふんだんに含んだ卵は、口に入れた途端、じゅわっとおいしさが広がります。
ジューシーに焼けた鶏肉のおいしさもさることながら、やはり注目したいのはたけのこ。お店自慢のメニューで、お土産としても買えるたけのこの味噌煮(写真左下)は、たけのこと味噌双方の旨味が凝縮した味わい。赤味噌をベースに、独自に味噌をブレンドした、煮込みから寝かして完成まで半日かかるというお手間入りの一品なのです。 大きな鍋で大量に煮込むので、家庭ではまず再現出来ないプロの味です。
お店だけのために栽培した京都産のコシヒカリに添えられてくるのが、同じくお土産としても買えるたけのこの山椒煮。たけのこの全ての部分を薄切りにして使うことにより、歯ごたえがある部分、柔らかい部分の両方の食感が楽しめます。また山椒の実を惜しげもなく使っているので、食べた瞬間の爽快感がたまりません。
「筍亭」のたけのこは掘りたての風味を残したまま美味しく保存する独自の技術があり、春と変わらぬ味を1年中楽しめるのも、また魅力です。
吸い物もまた格別です。出汁は独自の特別なこだわりの水をベースに、上質な利尻の昆布、かつお節をふんだんに使用。一口飲んだら、舌を通して、旨味がすーっと広がってゆきます。
いずれの料理も塩をはじめ、調味料は他には真似できない特別なものを使用。「京料理」の枠の中にとらわれず、食材もさまざまなものを使い、創作的な感性も取り入れつつ、「美味しいものを楽しく気軽に召し上がってもらえるよう心がけている」のだそうです。
車がなくても安心。数人集まれば送迎も!
今回、実際に「筍亭」へ伺って、おいしく、優雅な時間をすごさせていただきましたが「敷居が高い」というイメージは完全に払拭されました。気分はまさに「プチ贅沢」。せっかく京都を訪れたのなら、料亭でのお食事も楽しみたいですよね。お食事の後はお庭散策など、お楽しみもいっぱい。四季折々の自然を満喫できるので、いつ訪れても満足できます。
気になるのはアクセスですが、5~6名のグループであれば、桂駅から無料の送迎があります(詳細は予約時要相談)。ほんの少し足を伸ばして、いつもと違った優雅なランチを料亭で楽しまれてみてはいかがでしょうか。
■筍亭
住所:京都市西京区樫原鴫谷50
電話:075-391-7191
営業時間:12:00~22:00(入店時間19:00まで)
不定休
アクセス:阪急電車 桂駅西口よりタクシーで7分
ホームページ:http://www.juntei.jp/top.html