エル・ブジ×アルゼンチン料理?「BoCHINChe」
気軽に利用できるカウンター席
店内の椅子にも、肉への愛があふれた文章が
中でも、「アサード」と呼ばれる牛肉のグリルが有名ですが、ここでは、そういった伝統的なアルゼンチン料理に加え、世界で最も予約が取れないレストランと呼ばれる、エル・ブジで修行を積んだディエゴ・ジャケ(Diego Jacquet)シェフが考案した、オリジナリティあふれる新しいアルゼンチン料理も楽しめます。
シェフのインスピレーションが生きたアルゼンチン料理
伝統料理が意外な形に変身
まずはオリジナル料理から。写真上の”Crab on Toast, Humita, Pickled Turnips & Chopped Coriander”(2ピースで19シンガポールドル)。カリッとしたパンの上に、ビネガーでさっぱりと味付けされた、白と茶色、2種類のほぐしたカニの身、そしてHumitaという、アルゼンチンの伝統料理をアレンジした、トウモロコシで作った甘いソースがかかっています。酸味とトウモロコシの自然な甘みがマッチし、上に乗ったコリアンダーの若芽がアクセントになっています。たっぷりのカニ肉ははるばるアルゼンチンからやってきたものだとか。
瓶に入ったプレゼンテーションも楽しい
肉好き必見!アルゼンチンが誇る牛肉料理
特産の牛肉は肉のうまみを生かしたシンプルな料理で
そして、いよいよ牛肉の登場。”Bife de chorizo Sirloin Steak”(49シンガポールドル)。牧草で育った、アルゼンチン産の牛肉はボリュームがありつつも、コレステロールを下げると言われているオメガ3脂肪酸が多く、とてもヘルシーなのが特徴とか。シンプルにコーニッシュ(イギリス)産の塩をかけて焼き上げたものに、チミチュリをかけて頂きます。柔らかい肉質、脂身もさっぱりとしていてくどくなく、噛むと牛肉ならではの旨味が広がります。チミチュリのハーブの香りと相まって、ぺろりと食べられてしまいました。
デザートのおすすめは、Milk cake, passion fruit sorbet & toasted almonds(14シンガポールドル)。ディエゴシェフがロンドンで展開しているレストランのうちの1つ、ZOILOのシグネチャーメニューだとか。柔らかく優しい味のケーキに、程よい酸味のパッションフルーツのソルベがいいバランスで、お腹が一杯でもするりと食べられてしまいます。
手土産調達にも便利なマーケット
レシピはカウンター越しに相談もできる
アルゼンチンのワインを中心に、80種類のワインが揃い、レストランでも提供されている生ハムやチョリソーの薄切りも、持ち帰って気軽に楽しめます。ホテルに帰ってちょっともう一杯、と言う時にも、パッケージをあけるだけでおつまみになるので便利です。
スペインの植民地だったこともあり、食文化もスペインと共通するものがあるアルゼンチン料理。ディエゴシェフの都会的なアレンジも加わり、どれを食べても洗練された味に仕上がっています。お肉をしっかり食べたい方、ちょっと珍しい料理を試してみたいという方にお勧めです!
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■boCHINche
営業時間:11:00~23:00(月曜休)
住所: 22 Martin Road, #02-01, 239058 Singapore
TEL:+65 6235 4990
アクセス:MRTクラークキー駅徒歩20分