痴漢の対策

痴漢被害を避けるために知っておきたい対策【最新版】

多くの女性が悩まされる電車内痴漢。被害を避けるためにすべきこと、できることは何か? 小物や携帯電話を使うなどの新しい対策も紹介します。被害に遭う前にできることをしておきましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

服装から考える

混んだ電車内では警戒を!

混んだ電車内では警戒を!

たとえば、「あなたは今日、電車で痴漢に遭います。服装を選んでください」と言われたら、スカートではなくパンツスタイル、あるいはロングスカートでしょうか。できる限り肌を隠そうとするのではないでしょうか。といって、露出度の高い服装が狙われるとも限りません。

人の注目を集めるような服装は目立ちます。視線の集まっている人に何かしようとすればその人も目立ってしまいますので、痴漢としては避けるでしょう。たとえば、ゴスロリの服装は痴漢に遭わないといわれます。とても目立ちますので、狙われないのです。「ゴスロリだと痴漢に遭わないから」といって着用する女子もいるほどです。

服装はその人の自己主張と考えられますから、個性的な服装をする人は自己主張がはっきりしている、と思われるでしょう。よく「派手な服装の女性よりまじめそうなタイプが狙われる」というのは、おとなしそうで自己主張をしなさそう、つまり、痴漢行為に対してはっきりと拒絶しないだろうと思われるからです。

服装は個人の好みがそのまま反映されますから、流行を程々に取り入れた女性らしいおとなしめの服装だと、(何かしても騒ぎ立てたりしないだろう)と思われて、ターゲットにされがちです。といって、痴漢に遭わないために自分の好みに反した服装をする、ということもなかなか難しいもの。そんなときには小物でイメージを変えることでターゲットになりにくくすることができます。ちょっとしたワザは後述します。

 

電車に乗る前に周りを見よ!

都市部では整然と整列乗車が行われます。電車を並んで待っているときから、痴漢はターゲットを選んでいます。好みの女性の後ろに並んで、そのまま電車に乗り込み、女性のすぐそばに立ちます。そして行為に及ぶタイミングを狙っているのです。

「降りるときに階段のそばだから」「改札口に少しでも近いように」といつも同じ場所から乗り込むことは、痴漢に顔を覚えられたり、降りるまでの時間を予測されて狙われやすくなったりするので、できるだけランダムに列に並ぶ人を見てから乗り込むようにしましょう。
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