●「XAVC S 4K」と「XAVC S HD」の使い分け
使い分けとしては、思い出をできる限りきれいな映像で残したいという場合は、「XAVC S 4K」を利用し、長時間記録したいという場合は、「XAVC S HD」か「AVCHD」を利用する、というように使い分けるとよいでしょう。
なお、同じハイビジョンサイズの「XAVC S HD」と「AVCHD」では、ビットレートが異なります。「XAVC S HD」は50Mbps ですが、「AVCHD」は28Mbpsです。したがって、「XAVC S HD」の方が情報量が多く、ファイルサイズも大きくなります。画質ですが、筆者の個人的な感想では、パッと見た目では、それほど大きな違いがあるとは感じられませんでした。
●画質的なことをいえば
画質的なことはというと、筆者宅のテレビはまだ4K対応ではないので、実際どうなのと解説できないのが残念です。4Kテレビがどれくらい普及しているのか不明ですが、現在のところ、4K画質は見て楽しむというより、将来のために高画質で残しておくという使い方が現実的といえます。おそらく、1、2年以内は4Kテレビが、そして東京オリンピック前には、8Kテレビで市場が賑わっていることでしょう。
なお、FDR-AXP35はプロジェクターを搭載しています。プロジェクター自身は4K解像度ではありませんが、撮った4K映像をその場で上映できるというのは、もう一つの楽しみ方ではあります。
プロジェクター機能もおすすめ
●「静止画切り出し」機能を利用する
ところで、FDR-AXP35には、「静止画切り出し」という機能が搭載されています。4Kの映像は、フレームサイズが「3,840×2,160」です。動画というのは、基本的には複数の静止画像を高速で切り替えて表示しているので、その中から、お気に入りのフレームを静止画像として切り出すという機能です。
なお、静止画像は、3,840×2,160サイズの静止画像で切り出されます。