IKEA新キッチン、3つのキーワード
そこで、新キッチン開発のキーワードとしてキーワード1:自由自在な組み合せ
キューブ状に形作る箱型、ブロック方式を採用。ニーズに合うサイズを整理して美しい配列・組合せが基本となっている。この組合せ方法が、部屋のサイズやカタチに関わらず空間を最大現に活用できる・・・まさに、ファニチャー(家具)の考え方そのもの、です。
20cmからスタートするサイズ。
キッチンサイズは細かく面倒。そこで最小サイズを20cmとし、+αで寸法計算を簡単にしています。日本では住宅モデュールに合わせ、さらに細かく幅15cmに設定し+15cmと、スペースの無駄が生じないようになっています。ちなみに今迄のIKEAキッチンは32cm間隔。現代ニューズに合わせたサイズとしたことが、リニューアルポイントの大きいところ。
キーワード2:デザインとスタイル
スカディナビア、モダン、トラディショナルなどIKEAが得意とするカジュアルモダンを基に使い手のデザイン志向や暮らし方に合わせたシステムを準備している。それも安価で可能にしているところが、いかにもIKEA DESIGN。
キーワード3:スタイルと機能を両立
扉の幅と高さを同じにすることで統一感をだす、引出しを開けると内部の引出しがあり、内部照明(LED)も用意されている・・・など、各スタイルに合わせた部品揃えは、嬉しい。例えばドアノブ、引手はスタイル別に用意し、取付位置も自由に変えられる。
また、キッチン本体のみでなく、周辺で関係する商品もラインナップしていくとのこと。この点は会末尾の質問コーナーで筆者自身が質問し、キッチンだけはなく、キッチン周辺でも用途を目的とするボックスやテーブル、またリビングなど他のエリアにも関係する商品開発も今後進めていく・・・まさに、ファニチャー(家具)としての新しいキッチンの誕生です。
キッチンのフレーム、扉、ヒンジ、引出しや小物アクセサリーを一新し、その数は、IKEAの全商品約9500品目のうち10%強に相当するとのこと、IKEAの本気度がつたわってきますね。
内容の濃い発表会の後、大勢の参加者を2グループに分け、実物見学。
関心の多さを物語る見学風景となっていた。
実物の新キッチンを目の前にして、『これ、いいじゃん!』
この続きは、実物画像満載の後編で。
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■今回の関連リンク
→IKEA オフィシャルサイト
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