2015年5月14日(木)、シャープ<6753>は2015年3月期決算短信を発表するとともに、増資(「第三者割当による種類株式の発行、定款の一部変更、資本金及び資本準備金の額の減少 並びに剰余金の処分に関するお知らせ」)を発表しました。増資については前回のコラムで触れました。増資をすることで債務超過を免れたのでしたね。
でもよく見てみると今回は増資だけではなく「資本金及び資本準備金の額の減少」や「剰余金の処分」も行うそうです。
なぜせっかく増やした資本金を、次は減らすのでしょうか?
2015年。シャープはせっかく増資したのに、すぐに減資を行いました。なぜ減資したのでしょうか?減資の金額はどのようにして決められたのでしょうか? 実はひとつひとつの金額の背景に、きちんとした理由があります。ポイントは、来期から配当金を支払える体制の整備にあります。