好きなときにつまめる、食べやすいひと口サイズのスマート柿の葉寿司
藩祖・前田利家の金沢城入城を祝い、領民が旬の魚を乗せた酢飯を柿の葉に包んで献上したことに由来する柿の葉寿司。以来、祭りの時期には各家庭で作られるようになり、金沢の郷土料理として発展していきました。元々は寿司飯に締め鯖や鱒、桜海老などを盛った柿の葉を寿司桶の中にどんどん重ねていき、その上に押し蓋をして重石を乗せ一晩寝かせるという、富山の名産「鱒寿司」に近いスタイルですが、それを柿の葉で包み込み、子供でも簡単に食べられるひと口サイズにしたのが金澤玉寿司。
氷室の形に似ていることから当初は「氷室柿の葉すし」として売り出した同店の柿の葉寿司は、1965年の発売開始からとことん素材を吟味して作られており、酢はネタの旨みを最大限に引き出すために地元米酢専門店に特注、主役である寿司飯は独特の食感を出すために2種類のお米をブレンドしています。
ネタはオリジナルの柿の葉寿司でお馴染みの鯖を始め、鮭、鯛、鯵(各135円)の魚介類のほか、寿司ネタとしては珍しい椎茸(113円)、茄子(113円)、茗荷(135円)といった野菜まで揃ったバラエティに富むラインナップで、幅広い年代に支持されています。
金澤玉寿司と言えば真っ先に柿の葉寿司が思い浮かぶほど有名ですが、実は笹寿司(113円~135円)も出していて、シャリの硬さや味、ネタの締め方などお店によってかなり違いがあるので、芝寿しと食べ比べてみるのも一興。
また、桜の季節にお目見えする塩漬けした桜の葉でお寿司を包んだ風雅な桜寿司(5個入り700円)もおすすめです。
■金澤玉寿司(価格は総て税込です)
柿の葉寿司/鯖、鮭、鯛、鯵、5個入(鯖・鮭・鯛)756円、10個入(鯖・鮭・鯛)1,296円、20個入(鯖・鮭・鯛・鯵)3,056円
笹寿し/鯖、鮭、鯛、鯵、ちらし、4個入(鯖・鮭・鯛)648円、4個入(鯖・鮭・鯛・ちらし)648円、9個入(鯖・鮭・鯛)1,296円、16個入(鯖・鮭・鯛・鯵)2,516円
柿の葉寿司・笹寿し詰合せ(柿の葉寿司:鯖・鮭・鯛・鯵、笹寿司:鯖・鮭・鯛・蟹・鯵・海老)/22個入3,348円
取り扱い店舗/金沢百番街あんと、香林坊大和他