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大雪山麓に花のアート空間が!北海道ガーデンショー(2ページ目)

北海道の屋台骨・大雪連峰の北部に新しくオープンした「大雪森のガーデン」。ここをメイン会場として2015年5月より「北海道ガーデンショー2015大雪」がスタートしました。ここでは、皆さんを花いっぱいに囲まれた大雪森のガーデンにご案内するとともに、森の中で繰り広げられるアート作品の数々を紹介いたします。

大谷 修一

執筆者:大谷 修一

北海道ガイド

大雪の森にアート空間が出現!

森の迎賓館ゾーンの奥をさらに進むと、森の中にオブジェや建造物が並ぶアート空間がいきなり出現!

そう、まさにこちらが今回一番の目玉「北海道ガーデンショー2015大雪」のメイン会場なんです。

森の木々の間に飛び交う魚(作品名:チェプたちの祝杯)やヒグマの骨格(作品名:森の鼓動となる)をイメージしたオブジェ、円形の鏡で無限に広がるガーデンを映し出すもの(作品名:Endless Garden)や球形の鏡の球が森の木々に浮かぶSF映画のような作品(作品名:JOUR DE FETE) など、その種類は様々。
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木々の間に浮かぶ鏡の球

その中で、特にガイドの興味をひいた面白い作品を何点か紹介いたします。

1. 山宴 (さんえん)
ブルーの湖を囲む五つの山。それぞれには口がある山、眼鏡をかけている山などその姿は様々で、見ているだけで何やら楽しくなってきます。
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不思議そうな顔で作品を見る幼子

山の神々が湖のテーブルをはさんで飲み、食べ、宴を催すイメージを表現したというこの作品「山宴(さんえん)」。まさにアイヌの言葉で「カムイミンタラ=神々の遊ぶ山」と呼ばれる大雪の山々を思いおこさせる作品ですね。

この前で「眼鏡をかけた山」を不思議そうな顔でいつまでも見つめている幼子の姿が強く印象に残りました。

2.森の木琴
森の斜面に作られた長い梯子状のオブジェ「森の木琴」。ぱっと見ただけでは意味がわかりにくい作品ですが、頂上のスタート地点から木製のボール(別売、300円)を転がしてみると……
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木の球が転がって音楽を奏でる、森の木琴

コン、カン、キン、コン、カン、コン  
カン、コン、キン、コン、カン、コン……

球が階段を転がり落ちながらメロディーを奏でているではありませんか。よく聞けば、その旋律は何とバッハのプレリュード!

なるほど、この階段がまさに木琴なんだと納得。木々にこだまするシンプルなメロディーを奏でながら転がる木球を夢中で追いかけ、森の中で童心に返る素敵な一時を過ごしました。

―――> 最後は、ガーデンショーのハイライト、ドレスガーデンへ!

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