Skrillex
スクリレックス(Skrillex)はEDMとカテゴライズされることもありますが、ダブステップまたはそこから派生したうねるようなブロステップの人と認識しています。元々From First To Lastというエモなバンドのメンバーとして歌ったりしていたのですが、声帯を痛め脱退。バンドの中にいるよりも一人になって才能が開花するパターン。スクリレックス君、アメリカ人の割には小柄で、アシメトリーな髪型と黒縁メガネが微妙にお茶目です。2012年の曲ですが、衝撃を受けたのが、「First Of The Year (Equinox)」。EDM的代表曲とは言えないかもしれませんが、ドリュー・バリモア(Drew Barrymore)が出ていた映画『Firestarter』を彷彿とさせます。
Scary Monsters And Nice Sprites (amazon.co.jp)
First Of The Year (Equinox) (YouTube)
スクリレックス君は以下のEDMを擁護するコメントしています。(MUSIC TIMES)
EDMが真剣に受け止められないのは新しいから、でもそれがクールなことだと思う。こんなに批判される音楽でのジャンルやプラットフォームは長い間なかった。新しくって、人々は理解できないから、批判する時、人々を古く見せてしまう。
また、彼はこのPVでヴォーカルをしていたイギリスのエリー・ゴールディング(Ellie Goulding)とも付き合っていました。
Skrillex - Summit (feat. Ellie Goulding) (YouTube)
Avicii
EDM新興勢の中で、ユニークな音楽性で注目したいのが、アヴィーチー(Avicii)です。本名はティム・バークリング(Tim Bergling)、ラルフ・ローレンのサブライン、デニム&サプライのモデルも務めるスウェーデン男子。お母さんは本国でも知られる女優さんです。2013年に発表されたデビュー・アルバム『True』は、ヨーロッパ各国で、ゴールド・プラチナディスクとなっています。大ヒットした「Wake Me Up」…ミディアムテンポのイントロからはEDMとは思えません。フォーキーというか、カントリー meets EDMという異色の組み合わせ。この辺りのヒットを考えると、EDMとして残っていく人たちというのは、典型的なダンサブルなEDMサウンドの枠を超えていく人たちなのでしょう。
True (amazon.co.jp)
Wake Me Up (YouTube)
EDM TOKYO
日本でEDMと全面に押し出して活動しているのは、小室哲哉! 2014年には、ソロアルバム『TETSUYA KOMURO EDM TOKYO』で彼のEDM解釈を作品にしています。EDM界のスーパースターとされるアフロジャック(Afrojack)のリミックスも手がけています。ちなみに、三代目J Soul Brothersの「Summer Madness」はAfrojackとコラボしています。TETSUYA KOMURO EDM TOKYO (amazon.co.jp)
EDM TOKYO 2014 feat. KOJI TAMAKI(玉置浩二)(YouTube)
以上、他にもEDMの代表的アーティストはいますが、EDMと言っても、幅が広いんだと感じてもらえればと思います。