健康的な食事を「一日一膳」

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一日一食を、健康的な食事に置き換えるだけでも、体は変わる?

カスピ海ヨーグルトを日本に紹介したことで知られる武庫川女子大学国際健康開発研究所 所長 家森幸男氏は、世界中の食生活を研究して導き出した「理想的な食事」を1食のお弁当に詰めこみ、ランチとして1日に1食だけ置き換える「1日1膳プロジェクト」(朝夕は通常通りの食事)に2003年から取り組んでいます。

その結果、サラリーマンや女子中高生、女子大生といった様々な世代で、健康効果が期待できることがわかりました。

例えば、若い女性はダイエットを気にして食事を抜いたり、カロリーだけを気にして栄養が偏った食事をしたりするものです。プロジェクトでは、女子大生157名を対象に、(1)主菜を肉ハンバーグなど肉料理にするグループ、(2)主菜を大豆ハンバーグなど大豆料理にするグループ、(3)主菜を魚ハンバーグなど魚料理にするグループに分け、5週間後で変化があるかを調べました。

その結果(2)(3)のグループでは中性脂肪が有意に改善され、体脂肪が高い集団は体脂肪が優位に減少しました。

また健康面についてはビジネスマン64名を対象に、(1)適塩で栄養バランスの考えられたお弁当を食べるグループ、(2)適塩で栄養バランスの考えられ、さらに大豆と魚を強化したお弁当を食べるグループに分け、4週間後の変化を確認しました。

その結果、(2)の強化弁当を食べるグループは、動脈硬化指数が減少。食塩摂取量については両グループともに少なくなり、体格指数・拡張期血圧の低下が見られました。

このプロジェクトでは、中高生など対象者や期間、内容を変えて行っていますがなんらかの健康効果が見られました。

こうした結果から、一日一膳でも、栄養のバランスを配慮した食事をとることで、体は変化することが可能であり、肥満や生活習慣病の予防に役立つと考えられます。