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想像以上に枕は汚い?!質の高い眠りのための寝具ケア(2ページ目)

「最低限やっておきたい、寝汗にまみれた夏の寝具ケア方法」から一歩踏み込んだ、「できるだけやっておきたい、気持ちよく眠るための寝具ケア方法」をご説明します。現実的な範囲で効果的に寝具環境を快適化して行きましょう。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


「枕」は想像以上に濡れ、汚れている!

枕

枕カバーはマストアイテム

枕には、必ずカバーをかけ、そのカバーをできるだけ頻繁に洗濯するなど、いつも清潔を保てるようにしましょう。とはいえ「枕カバーだけなら、こまめに替えている」という方は少なくないと思います。

ただ、首や後頭部にかく寝汗、呼気による湿気や無意識に垂れたヨダレといった水分は、枕の詰め物にまで及んでいくものですから、知らず知らずのうちにビックリするほど汚れていることが多いのです。

「枕の本体」を一度でも手洗いなどしたことのある人なら、その洗い水の汚れ具合(コーヒーのような黒茶色!)に驚いた経験があるのではないでしょうか。それだけ枕を「洗濯」したときの洗い上がりの気持ちよさには、えも言われぬものがあります。

ただし、手持ちの枕を洗う前には「洗濯絵表示」をしっかり確認してください。残念ながら「洗えない枕」もたくさん存在します。もしこれから新しく枕を購入するなら「洗濯機での洗濯」が可能であるものを選ぶことをお勧めします。手洗いのみ可よりもハードル低く、気軽に洗えるからです。

参考までに、「洗える枕」に多い詰め物には、

・ポリエステルわた ・ビーズ ・パイプ ・ミニボール 

などがあります。昔ながらの「ソバ殻」は基本的に洗えません。また、人気の高い「低反発ウレタン」の多くも洗えないことが多いです。注意して下さい。

また一般的に、枕を洗濯機で洗濯(丸洗い)する際の注意点としては、

・必ず洗濯ネットに入れて洗うこと(詰め物が飛び出した際のリスクヘッジ) 
・洗剤は「液体の中性洗剤」を使用すること(溶け残りを避け、詰め物の変質リスクを下げる) 
・柔軟剤は使わないこと(ニオイが強く残ると寝にくい他、詰め物の変質リスクを下げる) 
・洗濯機は「ドライモード」「手洗いコース」などの水量が多くて水流の弱いコースで稼働させること(変形予防)

などがあります。ぜひ覚えておいて下さい。

最近は「洗える枕」にも高価なものが多いので、洗濯によって詰め物など不必要に傷めないよう、枕を買ったら取扱説明書を熟読し、ケアの方法をしっかり確認しておいて下さい。

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