子育てマンション/子育てマンションの特徴・選び方

快適子育てマンション選びのポイント10<スペック編>

前回は主に子育て世代のマンション選びのポイントとしてエリア選びを取り上げました。今回は建物や間取り、いわゆるスペック面での物件選びについて解説したいと思います。

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

【ポイント3】建物は低め、できれば低層階を選びたい

DINKS時代には眺め重視で高層階を望む人も多いが、子育て世代にはケアが必要

DINKS時代には眺め重視で高層階を望む人も多いが、子育て世代にはケアが必要

DINKS時代には、部屋からの眺め重視で物件を選ぶ人も少なくありません。
ところが子供が生まれると、マンションの高層階は子どもにとって危険がいっぱいです。連日ニュースなどでも報道されているとおり、幼い子供のマンションからの転落事故が後を絶ちません。
どんなにケアしていても、ちょっと目を離した隙に、窓を開けて、エアコンの室外機に上って…などということも十分にありえます。

ベストな選択はマンションならやはり1階、せいぜい2階などの低層階でしょう。転落事故ももちろんですが、子どもが歩き出し、室内を走り回るようになると、下の階の人に迷惑をかけることになり、それがストレスになってしまうこともあり得るからです。

眺めは共用施設で楽しむとして、子どもを育てることを視野に入れるなら、低層階を選びたいところです。

どうしても眺めにこだわりたいなら、高層階でも窓が開けられない構造になっていたり、子どもへの配慮がなされているマンションもあるので、マンション見学の際にはチェックしておきたいところです。そして、バルコニーにはモノを置かないなど使い方も工夫したいところです。

【ポイント4】間取りでいうと2LDK以上で和室があると使い勝手がいい

生まれたばかりの赤ちゃんの世話は24時間体制です。そのため、家族が同じ部屋にいるとどうしても全員が赤ちゃん時間にひきずられ寝不足になってしまったりということもあります。

パパやママがゆっくりひとりで休む時間をつくるためにも、家族や赤ちゃんとは別々に過ごせる空間があるといいでしょう。また、両親や友人などに泊まり込んで手伝いをしてもらったり、ベビーシッターさんに世話をお願いするときも部屋があると便利です。赤ちゃんが大きくなってくると荷物も増えてきますので、赤ちゃんの荷物を収容する部屋としても便利です。

できればリビング以外に2部屋以上ある物件を選びたいものです。

次ページで引き続き解説します。
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