“ライブ変換”で日本語入力がちょっとだけ楽に
El Capitanは日本語に関する機能もいくつか追加されています。一つは、4つの新しいフォントの追加(クレー、筑紫A丸ゴシック、筑紫B丸ゴシック、游明朝体)、もう一つは日本語入力機能に追加された「ライブ変換」というモードです。スペースもTAB操作もせずに仮名漢字混じりの文章にできる
中でも“ライブ変換”はひらがなを入力していくだけで自動で漢字かな混じりの文章に変換してくれる機能で、その精度は想像以上のもの。関西弁のような口語の入力でもちゃんと判断して変換するためなかなか実用的で、結果としてスペースキーを押すことがほとんどなくなり、日本語入力作業が少しだけ楽になります。
関西弁などの口語表現でもバッチリ変換
日本語と英語混じりの文章は苦手ですが、変換中は推測変換候補も表示されるので入力を続ければ続けるほど便利になる印象。「~する事」のようにひらがなのままにしたいケースでも、変換結果を学習させていくことで期待通りに変換されるようになっていきます。
■「ライブ変換」をさらに便利にする操作
- 変換中に「右矢印キー(→)」を押す:変換中の文字列が単語単位で区切られ、スペースキーを押すと右端の文字の候補が表示されます。そのまま左右キーで変換したい文節を移動できます
- 推測候補の選択はTABキー:入力中に自動で表示される推測候補はTABキーで選択できます
- 英語を入力するにはカタカナ英語が有効:例えば「あいぽっど」と入力すれば「iPod」と変換されます
見つける方法が多彩になった「メモ」
従来から搭載されていた「メモ」アプリですが、El Capitanでは貼り付けている画像などのデータ一覧から目的のメモを探すことが可能になりました。これにより「思いついたことを素早く登録し、整理は後で」という作業スタイルでもメモを管理しやすくなり、よりアイデアノートとしての使いやすさが向上。画像の一覧からメモを見つける
そのほか、クリックでON/OFFが変更できるチェックリスト機能も地味に便利。あと、データの管理方法がメールサーバー経由からiCloud Drive経由に変更になっています。
→体感できるレベルで高速化