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偶然か?必然か?いま「25分番組」が面白すぎる

番組の分類を放送時間の長さで行うなんて、ナンセンスに見えるかもしれませんが、全体から見るとごくわずかしかない「25分番組」が、どれも従来の番組にはない面白さを持っているんです。でも、そもそも番組の面白さと分数とに関連があるんでしょうか?

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

30分と25分に違いはあるの?

「最近のテレビはつまらない」なんて言ってる人、実は昔から結構いましたが、最近は加速度的に増えてるようです。そんな方々にぜひお勧めしたいのが、この「25分番組」です。

「何それ? 聞いたことない」という声が聞こえてきそうですが、ハイ、当ガイドも初めて言いました(笑)。とは言え、意味は一目瞭然。30分番組より5分短いものを指す言葉です。CMのある民放では、番組がスタートして次の番組が始まるまでが25分ってことです。

「たった5分短いくらいで、何が変わるってんだ?」と思う方もいるでしょう。無理もありませんが、決して多くはないラインナップを見ていると、局も出演者もバラバラなのに、なぜか奇妙な統一感を感じてしまうんじゃないでしょうか?


めまいがするような顔ぶれ

順不同でざっと挙げてみると「有吉反省会」(日テレ)、「ラーメン大好き小泉さん」(フジ)、「ゴッドタン」(テレ東)、「100分de名著」(Eテレ)、そしてNHK総合で午後10時55分という絶妙な時間帯にオンエアされている「サラメシ」(月)、「探検バクモン」(火)、「所さん! 大変ですよ」(木)、「ドキュメント72時間」(金)。どうです? 一筋縄ではいかないくせ者ばかりでしょう。

視聴者の高齢化にともない、定番の企画が安定した視聴率をマークする昨今ですが、この8本、どれも独自性の強いコンセプトで勝負してることは、テレビ好きの皆さんならお分かりの筈。しかも驚くべきことに、なんとこれでキー局全体の25分番組の8割を占めているんです。

もちろんCMが含まれることで、当然NHKと民放では実質番組時間は変わっています。ということは通常の編成と比べての「-5分」に、何か創作の秘密が隠されているのでしょうか?
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