乱歩の命日である7/28にも一般公開される
1934年(昭和9年)、人気作家だった乱歩は立教大学に隣接する住宅に移り住む。それから、70歳でこの世を去るまでここで過ごした。乱歩の著作なども展示されていて、Oくんは、「あ、これは小学校のときに読んでいたシリーズですよ」などと興奮気味。
圧巻は、書庫兼書斎の土蔵。「幻影城」と呼ばれていて、2万点近くの資料、蔵書が今も保管されている。
ただし、土蔵も住宅も庭から見学するので藪蚊の攻撃がものすごい。Oくんは見学する間、かなり刺されたそうだ。僕も2カ所刺された。
ちなみに、この旧江戸川乱歩邸の公開は祝祭日を除く水・金のみ。ただし、7月28日は、火曜日だが乱歩の命日なので公開されるそうだ。公開時間は10:30から16:00までだ。
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旧江戸川乱歩邸
さて、旧乱歩邸をあとにし、お昼を食べに行こう。カツカレー好きのOくんのために僕が用意したお店は4店舗ある。考えてみれば、カツカレーというのは不思議な食べ物で、いろいろなお店にある。たとえば、とんかつ屋さんのカツカレー。カツがしっかりしていそうだ。それから大衆食堂にもある。また、町中華にもカツカレーを出す店がある。
「あまり高級じゃないほうがいいですね。たとえていえば、喫茶店のカツカレーですかね」
おっと、喫茶店は調べていなかったけれど、近いかんじのところはあるな、というわけでそちらのお店へ向かうことにした。
途中、「みらい館大明」の脇の道を歩く。思わず僕が「ああ、この道はここに続いていたのか」とひとりごと。が、Oくんも「あれ、僕、ここに来たことありますね」、としばし、建物を見ていた気がついたようだ。前職でここを利用したことがあるそうだ。散歩の楽しみのひとつに、あー、ここ昔きたことあるなぁって発見だ。
と、ほどなく、目的の食堂に到着。
Oくんにここでいいかと聞けばOKとのこと。さっそく店内へ。